2007年11月23日(金) |
読書メモ(『喪の女王8』) |
『流血女神伝』最終巻『喪の女王8』、読了。
本当は、図書館から借りた、貸し出し期限が迫ってる本のほうを先に読まなきゃいけなかったのに、ちょっとだけ……と読み出したら、どうしても途中で止められなくなって、持ち歩いて職場の昼休みに読んでたんですが、途中からは、出先で読むのは諦めました。 なぜなら、最後のほうはもう、涙無くしては読めなかったから(T-T)
で、さっき読了しました。
……はぁ〜〜〜〜。 今は満足と万感のため息しか出てきません……。
が、とりあえず、恒例の(笑)一言。
ドーン兄上〜〜〜〜!!!
(ここから先は、とりあえず具体的なネタばれはしてないつもりですが、未読の方はご注意を)
私、一巻目からずっとドミトリアスのファンだったんですが、最初は、このキャラは最初のほうしか活躍の機会が無いちょい役なのかと思ってて、先々の楽しみの少なそうなキャラを好きになっちゃったなあと、ちょっと残念に思ってましたが、ぜんぜん違いましたね。 ちょい役なんて、とんでもない。 本編を通しての最重要キャラの一人であり、この最終巻なんて、ほぼ『ドーンお兄ちゃんの巻』みたいな状態で、最後まで読むと、もしかして実は彼がこの話の主役だったんじゃないかとさえ思えるほどでした。
実際、彼はカリエと並ぶ二人主人公の一人だったのかも。 神々絡みの要素と国の興亡が二本の柱として絡み合っているこのシリーズの、神々絡みのパートの主役がカリエで、国の興亡の物語の主役はドーン、みたいな。 で、お話をまっすぐに貫く縦糸は国の興亡の歴史で、神様関係の要素は見え隠れしつつそれに絡むような状態なので、織物にたとえると、ドーンが常に同じ場所をまっすぐに貫く縦糸で、カリエは右に左にと布の上を自由自在に飛び回って模様を描き出していく鮮やかな色糸、みたいな感じ?
今回、ドーン兄上の見せ場の数々を堪能して、いろいろと美味しゅうございました(*^^*)
そして、ドーンとカリエだけじゃなく、他のすべての人々が、それぞれみな主役級の物語を持っていて。 いろんな人生が一堂に会して収束へ……。
はぁ〜〜〜(万感のため息)
語りつくせないので、今日はとりあえずここまでにしておいて、後日、がっつりネタばれ感想を語らせていただきます!
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