以前は素通りしていた物事が、今ではとても興味のある物事になることがある。そういう場合、どうしてもっと早くに興味を持たなかったんだ、そうすればもっとそれに時間を注げたのに、と思うことがある。でもその当時はその対象の価値や意味がわらなかったのだ。わかるようになるために、これまでの時間が費やされたのだ。「無駄なことなんてない」とよく言われるが、それはそういう意味なのかもしれない。そういう意味ではなく使われる場合もあるだろうけど。『時の中で失われてゆくもの。時の中で磨かれていくもの。どちらも自分は知らなかった。それに気づかないほど無邪気だった時の中を私たちは過ごしていた。』(引用元不明)