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■ 久しぶりにとり・みき
『遠くへいきたい(5)』が発売されてました、うっきゃ〜♪
帯によると、米国「エンタテインメント・ウィークリー」において最新注目作第一位に選ばれたそうです。 あちらの方たちが、この不条理をどんだけ理解してくれてるのか不明ですが、なにはともあれめでたいv
とりさんとの出会いは、「まるまる大原まり子」というムック本。その名の通り、まるまる一冊大原さんの紹介本で、彼女の似顔絵及びエッセイのイラストを担当したのがとりさんだったのです。
当時とりさんは『くるくるくりん』連載中で、キャラの中に懇意にしていた若手SF作家やマンガ家、イラストレーターが多数登場していました。くりんちゃんの担任「大原まり先生」が、まんままり子ちゃんでー。
小松左京ファンクラブの会長でもあったとりさんの作品は、SF、ミステリー、スラップスティックなど多岐に亘り、へたうま先取りの独特の絵柄でたちまち引き込まれ、ほとんどの作品を持っております、えへん。
「遠くへいきたい」は不定期連載で、もう何年に亘ってるんだか既刊を引っ張り出すのが面倒(ヲイ#)。 9コママンガという珍しい形態で、セリフは一切ナシ。ファンにはお馴染みのキャラ満載なとこが泣かせます。 一度ハマるとクセになるので、未読の方は要注意。
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今年度芥川賞受賞作品『アサッテの人』(諏訪哲史)を読みました(文藝春秋9月号掲載)。
う〜〜ん、どう言えばいいものやら。 石原慎太郎の選評にはこんなくだりがありました。
<<<<<今回の候補作の大方は読者の代表たる私にとっては何とも退屈、あるいは不可解なものでしかなかった。それでも選考委員の多くは極めて誠実勤勉に、作者の意図しようとしていたものを読み込み理解もしようと努めていたが、私にはそんな気を起こさせる以前の代物にしか思えない。>>>>>
相変わらずの毒舌紋切りですが、純文を期待する人には大なり小なり似たような感想だったのでは。
実験小説と言ってしまえばそれまでなのでしょうが、文中突如大文字フォントの伏字が現れたり展開図を入れることが果たして”純文学”足り得るのか、と。 もっと言えばこの作品、新潮のファンタジーノベルあたりだったら、しっくりくるような気がしました。
2007年08月23日(木)
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