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■ 嫌韓流を買ってみた
発売前からネットで話題になり、ずーっと品薄だった『嫌韓流』(山野車輪/晋遊舎)ですが、昨日駅前書店で専用テーブルにわんさか積まれておりました。ひと月で三版目でした。
韓流ブームと言われつつ、興味がない人間にとってはあまりピンときません。それより反日運動でやいのやいのと吊るし上げられてる状況と比較して、現在のぬるま湯のようなブームって何?……と、少々首を傾げていたりします。
今回『嫌韓流』を読み思ったのは「歴史は意図的に創られる場合がある」ということ。これはどこの国も同じで、自国の歴史に誇りをもち、民族としてのアイデンティティを確立し未来を築いて欲しいといった願いが込められるのですね。 ただ問題はそのためなら美化しても脚色しても、なんなら削除・歪曲・捏造も構わないと、どんどん困った方向へ走ってしまうことなのです。
もちろんこの本に書かれたことこそが真実だなどと、能天気な感想を述べるつもりはさらさらありません。人の手を経ている以上、そこには必ずなにがしかの誘導が働くからです。しかしデータベースだけでは結論は出せません。
まずは、知ること。 そして考えること。 できるだけ的確な判断が下せるよう、自己を引き上げること。 義経の母、常盤御前のセリフじゃないけど「物事を見極めよ」これに尽きるでしょう。
不平不満は誰にでも言えます。 頭使わなくていいから。 でも、そこから脱却しない限り、未来永劫解決はなさそうです。
……それを望んでいない人が多いなら、話は別ですが。
2005年08月15日(月)
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