diary of radio pollution
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桜も散り、春の嵐到来。
或る日、友人と珈琲を飲みに行っていた時のこと。クラシック音楽の話題になり、近く友人の好きな指揮者とオーケストラが来日すると聞かされる。そのオーケストラが特殊な形態であり、その指揮者のことを聞いていると、とても行きたくなる。しかし、日程は週末で、仕事があるからと諦める。
数日後、仕事中に思い出す。何か引っ掛かるものがある。駄目だろうと思いつつ、同僚に暇を貰えるか聞いてみると、なんと許可される。
日程が近づき、週刊天気予報では嵐になると。一日ぐらいずれるだろうと願ってみるも、見事に当る。荒れる天気の中、会場へ。
そして、公演は見事だった。
指揮者の年齢、体調からして、おそらくこれが最後、見納め、聞納め。
東京の良いところは、最高の芸術が集まる世界有数の都市。これを味わわずして、ここに住むのはあまりにもったいない。
昨年の秋から、最高峰の芸術に接する機会が多い。とても幸せなことだ。
koji
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