出向コージ苑

2004年02月08日(日) 最前列

海外に出てから、プロペラ機に乗る機会が増えた。
それも、40人乗れるかどうかって位小さいやつである。
当然、気流の影響を受けやすく、よく揺れる。
ちょっと天気が悪いと、また揺れる。
コーヒーこぼれるんじゃ、と心配になるほど揺れる。

今日のウィーン→スロ間の飛行機で、
コージ苑は最前列に座った。
小さい飛行機ではエコノミーも超がつく程コンパクト。
しかし最前列は、座席の前のスペースが比較的広く、
平均的東洋人体型のコージ苑にとっては、
さほどきゅうくつさを感じずにすんだ。
ほう、最前列も結構いいものではないか。
新たなお気に入りを見つけた気になったのも束の間、
がくんと揺れが来た。
しかも、いつもより胃に来るのである。

それが今日という日のせいなのか、
最前列のせいなのか、コージ苑は知らない。
しかし、少なくとも自分の頭の中では、
最前列に座る=貧乏くじ引いた、という図式が出来上がってしまった。

※※※※※

金城一紀『GO』講談社文庫
「在日」と呼ばれる人たちを巡るテーマはひとまずこっちに置いといて、
恋愛小説の部分にしぼって感想を述べる。
コージ苑は途中、何度も「青い〜!」と叫びそうになった。
主人公とその恋人の言葉とか行為とか心理とか、
とにかく諸々の要素をひっくるめてこの一言が出てくる。
念のために言うと、この「青さ」はマイナス方向のそれではなく、
気持ちいいぞ、やれやれもっとやれ、ってな「青い〜!」なのである。
ということで、こんな恋愛するにはちょっと遅いコージ苑は、
読み終えた瞬間、「くぅ〜」と言いつつ足をじたばたさせ、
気恥ずかしさのその勢いで、ビールを一缶空けてしまったのだった。


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