幸福と 科学   ...ごとうみちこ

 

 

いきいき四国旅行〜大歩危の章〜 - 2002年09月06日(金)


◆鍾乳洞にする

二日目の朝。相棒Kちんとあれこれ協議し、龍馬記念館はあきらめて鍾乳洞を見に行くことにする。内部はガイドのおばちゃんがついて、案内してくれる仕組み。龍玄洞は昭和9年にふたりの教員によって発見された大規模な鍾乳洞で…って、そんな時代によほどの物好きっていうか変わり者だとしか思えない。てか、おばちゃんサンダルなのに進むのはやすぎー。外のお土産屋さんがイイ感じにひなびてて楽しい。Kちんは土佐包丁(エライ切れる)、私は銀杏細工(エライ可愛い)を購入。

◆すばらしき駅弁

さて、昨夜はいきなりの妥協案で焼き肉を食べてしまいちょっと後悔。高知といえばなんだ!高知といったらかつおでしょう!でも店に入ってる時間ないし!あきらめきれない我々は、おそるおそる「かつおたたき弁当」という駅弁を購入。駅弁でかつお?ダイジョブ?しかも駅前にあったあやしい製造所(?)で買ったので、ますます不安。JRに乗り込みおそるおそる広げる。ん?んん?……んまい!!! かつおはきちんと保冷剤が入っており、それよりなにより切り方がブ厚い。焼きがていねい。北海道では口にしたことのないほどの脂ののり具合。おそるべし高知!土佐のかつおは駅弁でもうまいのね!

◆なんであんなとこに住んでんの

徳島県大歩危(おおぼけ)到着。思えば中学の頃、地図帳でこの地名を発見したときは大笑いしたもんだが、いまそこにいるとはね。降りると目の前に吉野川の絶景。スゲーーー。しかも山の上のあり得ない高さのとこに家というか集落がぽつぽつ見える。なんであんなとこ住んでんの。さて、本日のメイン「祖谷のかずら橋」へ行くには…。駅前の超ミニマムなロータリーでだべってる村営バスのおいちゃんに聞くと、バスの時間まであと1時間あるという。その上帰りは2時間後。そのあと吉野川の川下りもしたいんだがもっと早く行く方法はないかと聞くと「じゃ、15分待っててやるけえその間にかずら橋渡ってき。そのまま下まで乗せてきてやるけえ、終点じゃけ」という。ああしかしこの徳島弁ちがうかもしれない。せめて雰囲気だけでも。

◆死ぬかと思った2

村営バスでかずら橋へ。どこかから帰ってきたじいちゃんばあちゃんも乗り合わせ、ネイティブおしゃべりの大合唱。「小学校のころな、竹槍の練習させられたけどな、あんなもんでアメリカさん倒せるわけないんじゃ〜」。…すごい話をしている。その間にもバスはぐんぐん山の上へ。ひえーーー!やっぱ道が狭い!!しかもガードレールなし、一寸脇は谷。シンジラレナイ。カーブを曲がったら正面からトラック、という場面が何度かあり、そのたびに私は「うわ〜」「ひえー」と声をあげるが、土地の皆さまは慣れたもの。「カーブじゃけんのう」かなんか言ってる。そういう問題じゃないだろう。しかし慣れとは恐ろしいもので、20分も乗っているとその景色にも慣れてくる。さっき下から見て「なんであんなとこに住んでんの?」と思っていた家よりもさらに高いところをバスは次々と通過。どうやら林業を生業としている家が多そうだ。ばあちゃんたちも次々と家へ帰っていく。仙人みたい。

◆かずら橋

の凄さはこちらでどうぞ。今日は四国を体で感じる日だ。約束どおり15分で渡り(怖いから必死)、バスへ。帰り、おっちゃんしゃべりっぱなし。しかも妙にいろんなことに造詣がある。そういえば始めに話したときも、Kちんのデジカメ見て「それ何画素?」だったもんな。しかし橋の滞在時間よりおいちゃんとしゃべってる時間の方が長いな〜。ちょっと疲れてくる。「ところで姉さんたち何年生?」ははは。しかし四国のおっちゃんはみんなキメがこまかいというか、よそ者にとても親切だ。

◆吉野川体感

本日のラストイベント、それは吉野川の川下り。大歩危駅前から、川下りをやっているホテルへの送迎バスにちゃっかり便乗させてもらう。運転手は氷川きよし似のとても礼儀ただしい青年(今回初の茶髪)。彼はどういうわけか標準語に近い。結局乗り場まで送ってもらい、最終の遊覧ボートにKちんと乗り込む。いつもは透明で底まで見えるという川は、きのうまでの雨でエメラルドグリーンに濁っていた。川面を滑るぬるい風。見たことのない景色。山の夕暮れ。


◇きょうたべたもの

朝:パンとサラダ、コーヒー(ローソン)
おやつ:かつおのゆず煮(龍玄洞の売店で)
昼:かつおたたき弁当(高知駅)
夜:金ちゃんうどん(インスタント。歩危マートで購入)

◇きょうの発見

四国の犬はみんなやせててきりっと小さくとても可愛い。
はとまでやせてる。


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