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■ 「閉科式のご案内」
オレの通った高校の、オレの通った衛生看護科が、今年度をもって閉科される。 その、通知が来た。 知っていたけど、やっぱり形としてつきつけられたら「そっか・・・」という気分になる。 寂しいというか。
オレが高校生のとき、全く持って気付かなかったけど、担任にものすごく心配をかけていたらしい。 あの頃のオレといえば、世界にたった一人でいるかのような、周りの誰も信頼できる人なんかいないというような気持ちでいた。 「友達」と呼んでる人達はいたけど、「学校」という檻に閉じ込められている時間をつぶすためだけのものだったから、当然当たり障りのない話しかしなかったし、心から信じることはなかった。 それと、オレにとって「先生」というのは仇とでもいうくらいに、「信じてはいけない」ものだった。 頼るなんて、考えられなかった。 「先生」というものを信じていいんだと教えてくれたのは、高校のときのあの担任だった。 M先生に会っていなかったら、きっとオレは社会から引きこもってたと思う。
協調性がなく、クラスに馴染まず。 「このコはどうなるんだろう」 というのが第一印象だったらしい。 「おかしなコ」「幼いくせいに妙に聡い」 そんな風にも言われた。
でも、やっぱりずっと支えてもらったし、すごくお世話になったと思ってる。 閉科式の日は、何らかの形でお礼をしたいと思っている。
2004年01月07日(水)
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