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■ ばばちゃん・9
午前中、病院から呼び出しがあったらしい。 オレは寝てたから知らないんだけど。汗 どうも、個室になってしまったら一人でいるのが寂しいらしい。 誰かがいれば安心する、そんな感じなのかな。 確かに、あの部屋は場所が悪い。 北側だというのもあって薄暗いし、廊下の音が筒抜け。 足音やガチャガチャした音だけ聞こえるのは不安を煽る。 うちにいるときにもそういう節はあったっけかな。 「おばあちゃんの部屋」に布団がしいてあっても、居間に毛布を持ってきて横になってた。 多分、激しい痛みは薬で緩和されていても、「だるさ」はどうにもならないってことだったんじゃないかな。 目に見える症状はなくても肝機能が著しく下がっていたわけだし、どうにもならないだるさや、徐々に体の自由がきかなくなっていくことはものすごい不安だと思う。
ばばちゃんはきっと寂しいんじゃないかな。 仕事が休みの日は、オレが付き添うことにした。
2003年11月09日(日)
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