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■ 思い込み
日頃、私は自分のことを、まぁニュートラルでフレキシブルな人間だと 思っている。(多少の語弊はお許しください) でも「方向」のことに関しては、マグナム級の思い込みの激しさである。 そう、私は自他共に認める方向音痴。
午後、錦糸町の墨田トリフォニーホールでの演奏会に向かった。 吉祥寺で380円の切符を買い、お茶の水で黄色い総武線に乗り換えて 「次は錦糸町」という電光掲示の案内も確認した(つもりだ)。 駅に降りて改札を通ろうとすると、ガッシャンと自動改札の扉に行く手を阻まれる。 「ん!?」と見ると「乗り越し精算をしてください」のメッセージが見える。 あれぇ〜、確かに「錦糸町=380円」の掲示を確認したのになぁ、 おっかしいなぁ(ぶつぶつ)と思いながら自動精算機に切符を差し込み、 超過料金70円を投入する。
改札を出て、チラシの裏の地図を見ながら会場をめざす。 なんとなく私が知っている錦糸町と違う。「そごうがあったはずだけど、 ありゃ倒産したからなくなったのかな」とムリヤリ自分を納得させようとするも、 横断歩道を渡る寸前で一抹の不安に襲われ、そのへんのおねえちゃんに おそるおそる「あのぅ〜」と声をかける。
「ああ、トリフォニーならあっちの道をずぅぅーと線路沿いに歩いてください。 あ、でも一駅乗った方が早いですよ」 と言われ、はたと気づく。JRの駅をはるかに、もう一度みやると「亀戸」の文字。 うっそだろーーー、と心の中で叫びながら「ああ、ありがとうございました」 と踵を返す。おいおい、自動改札でひっかかった時点で気付けよ、と思うが、 私の方向音痴にまつわる激しい思い込みについて思い出す。
・・・ホームを駆け抜けて、錦糸町で飛び降りて、走りましたさ。 間に合ってよかったけれど、私の思い込みって!?反省しろや。>自分
2001年02月25日(日)
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