ムッキーの初老日記
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2007年06月01日(金) 【ムッキーの北海道リポート】2

【2】食べ放題と呪いの支笏湖

初日の楽しみはなんと言ってももりーに会えることと、そのもりーと一緒に泊まる宿の「食べ放題」だ。食べ放題に「カニ」が含まれていることは言うまでもない。この食べ放題のためにBOWSまで買った事は、初老日記に詳しいので併せて読んでほしい。

食べ放題はどれもこれも美味しく、カニも美味しく、普段では考えられないような量を食べた。まるで箍が外れたような食いっぷり。もうこのままではせっかくの温泉にも入れない!と言う位満腹になってしまった我々は、ホテル内のカラオケルームに行った。

そこで小一時間ばかり唸ったおかげで、大分消化されたようだが、それでもまだ苦しい。しかも、せっかく買ったBOWSはまんまと飲み忘れた。気がついたら2時間以上経過しており、我が胃の消化吸収活動はすでに最終段階をむかえていると思われた。BOWSに意味なし・・・。

今夜はもりーとみんなと、普段は話さないような恋愛話だとか、打ち明け話などして修学旅行気分を味わおうと思っていたのに、温泉(露天が素晴らしい)に入った段階で、満腹と湯あたりと今朝の早起きのせいでダルダルになってしまい、いつの間にかみんな泥のように眠りこけてしまっていた。やはり昔のように「夜どうしでおしゃべり」なんてのは夢のまた夢の話であった。まあお蔭で、旅に出た勢いのヤバイ事を打明けずに済んだかもしれない。

翌日は、昨日の雨がウソのような快晴。
私達は、夕べの食べ過ぎの教訓を生かすこともなく、朝食バイキングでまた食べ過ぎてしまった。どうもバイキング、食べ放題というものは、理性を狂わせるようだ。

もりーとはこれでお別れだ。たった半日であったが、本当に楽しい時間を共有できて嬉しかった。
ありがとうもりー。絶対また会おう。


今日の目的地は「北の国から」であまりにも有名な富良野だ。レンタカーのカーナビをセットして、初老3人組みは富良野へ向けて走り出した。

この時「支笏湖(しこつ・こ)」というかなり大きな美しい湖の湖岸をずっと走った。その絶景に何度も見とれ、車を停めて写真を撮った。とにかく関東ではお目にかかれない景色の連続だ。道路標識さえも北海道だ。鹿だの熊だのが描かれた標識も楽しかった。このまま順調に行けば、あちこち景色を堪能しながら行っても、午後2時には富良野に着く。余裕である。

ところが。このカーナビが、信じられないくらいバカなのだ。地図も併用してしたのだが「え?ここ曲がらないの?真っ直ぐなの?」というように、どうも変な道を案内している気がする。なんか変だ変だとは思いながらも、知らない土地であるのでナビに従っていたら・・・・なんと行き止まり!信じられない!p(`□´p)おまえそれでもナビか!ナビゲーションシステムか!恥を知れ、恥を!

その後再設定した所、また違うルートを示したが、なんだかいつまでもいつまでも支笏湖の周りをぐるぐるぐるぐるぐるぐる回っている気がする・・・。行けども行けども支笏湖。魔の支笏湖。支笏湖からいつまでたっても離れられないのだ。初めこそ美しい景観にきゃっきゃきゃっきゃとはしゃいでいた我々も、もう誰も騒がなくなり、それどころか、徐々に無口になり、しまいには「もう支笏湖はこりごりだ」と言い始めた。時間はすでに昼・・・。まだ支笏湖・・・。

このままでは富良野になんかとても辿り着かない!運転手の私は「もうこんなくそったれナビなんか信用できっか!地図かせ!」と地図を検討し、ナビの示す道はことごとく無視し、野生のカンを頼りに進み始めた。その成果で、どうにか支笏湖を脱出、その後は順調に進み、予定より多少遅れたがどうにか富良野に辿り着く事が出来た。

カーナビなんか信用してるとどんどんますます道が覚えられない上にバカになるぞ。もうオマエなんか信用するものか。カーナビよりムーナビなのだ。
                                              


ムッキー

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