ムッキーの初老日記 DiaryINDEX|past|will
2004年6月30日から4日間。私と友人は北海道に旅行しました。 【1】旅立ち 2004年6月30日。どんより曇り空の蒸し暑い日。羽田空港に三人の初老が集まった。ちょび婆、まっちょ、そしてムッキー。2年以上前からアメリカのルート66を旅したいと熱望していた三人であったが、さまざまな事情から今年も叶わぬ夢となった。もうこうなったらくやしいから、どっか国内旅行に行こうじゃないか!ということで、急遽今回の北海道旅行が決まったのだ。いわば北海道は、アメリカ旅行のみがわりだ。 だが私は、今回の北海道旅行になにか縁のようなものを感じずにはいられなかった。昨年の秋、友人の倫ちゃんに誘われて行った松山千春(チー)のコンサートで、激しく彼を愛し、27年も好きな芸能人ナンバーワンの座に君臨し続けた鉄矢を捨て、チーに走ったことは、初老日記読者ならよくご存知であろう。 チーが北海道足寄出身だという事は、あまりにも有名だ。そんなチーの故郷北海道に、こんなトントン拍子に旅行が決まるとは。これはもう北海道が、チーが、私を呼んでいるとしか思えない。もしかしたら・・・北海道でチーと運命的な出逢いをし、めくるめく灼熱の恋に落ち、私は「松山ムッキー」になるかも知れん。うひひひひ。---そんな妄想までもが頭の中をぐるぐるポワ〜ンと渦巻いた。 とにかく、何か楽しい事が待っていそうな北海道旅行だ。 北海道には友人のもりーもいる。もりーは同じ「エンピツ」というレンタル日記サイトで日記をかいている、ほぼ同い年の友達だ。私は彼女の日記が大好きでずっと愛読してきたので、北海道で彼女に会えることも楽しみだった。しかも初日は私達と一緒にホテルに泊まる事になっているのだ! 期待に胸を膨らませて降り立った新千歳空港。 天気はあいにくの雨。誰だ。誰が雨女なんだ。お互いに責任をなすりつけ合いながらゲートを出ると、そこにはもりーが迎えに来てくれていた。私はこう見えて人一倍シャイでひとみしりで恥ずかしがりやのポックンなのだ。ずっとチャットやメールやお互いのBBSでも交流はあったとは言え、初対面のもりーとちゃんと会話が出来るだろうか。実はずっと心配していたのだ。 でもそんなことは無駄な心配だった。私も、そしてまっちょもちょび婆も、すぐにもりーと打ち解けた。もりーは、思っていた通りの気さくで優しくて可愛らしい女性だったのだ。 空港でレンタカーを借り、蝦夷梅雨の中、その日の宿に向かった。その道すがら、可愛らしい牧場が点在し、私たちはそのたび歓声を上げた。降りて写真を撮りたかったが、雨なのが残念でならなかった。
ムッキー
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