ムッキーの初老日記
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先日実家に行った時。
ちょっと欲しい写真があったので 実家に置きっぱなしの昔のアルバムを引っ張り出した。 そこに写っているのは20歳前後の自分の姿。
若い・・・(・Д・ )・・・。
大袈裟じゃなく、ホントに「肌が輝いて」いるじゃないか。 内側から光が漏れているような輝きだ。 しかも、顔に一片のたるみもない。 シワもなければシミもない。
「私にもこんな時代があったとはねぇ。 今となっては夢幻の如くなり、だな〜。」
などと言いつつページをめくり そして、ふと目に付いた一枚の写真に 不覚にも泣きそうになってしまった。
顔の変化よりも変わったもの・・・それは「手」だ。 ベランダに手をかけて微笑む私の、その手の美しいこと。 そう言えば手だけはよく褒められたものだった。
しなやかな細い指、雪のように真っ白な手の甲。 形の良い、よく磨かれた長い爪には 桜色のマニキュアが施されている。
私は、こんなに綺麗な手をした娘だったんだな。
普段は自分の老けっぷりさえ笑いの道具にしている私だが さすがにちょっとブルーになった日であった。 嗚呼、初老。
◆◇039◇◆
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ムッキー
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