ムッキーの初老日記
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2003年11月22日(土) ムッキー二十歳前


先日実家に行った時。

ちょっと欲しい写真があったので
実家に置きっぱなしの昔のアルバムを引っ張り出した。
そこに写っているのは20歳前後の自分の姿。


若い・・・(・Д・ )・・・。


大袈裟じゃなく、ホントに「肌が輝いて」いるじゃないか。
内側から光が漏れているような輝きだ。
しかも、顔に一片のたるみもない。
シワもなければシミもない。


「私にもこんな時代があったとはねぇ。
今となっては夢幻の如くなり、だな〜。」


などと言いつつページをめくり
そして、ふと目に付いた一枚の写真に
不覚にも泣きそうになってしまった。


顔の変化よりも変わったもの・・・それは「手」だ。
ベランダに手をかけて微笑む私の、その手の美しいこと。
そう言えば手だけはよく褒められたものだった。


しなやかな細い指、雪のように真っ白な手の甲。
形の良い、よく磨かれた長い爪には
桜色のマニキュアが施されている。



私は、こんなに綺麗な手をした娘だったんだな。



普段は自分の老けっぷりさえ笑いの道具にしている私だが
さすがにちょっとブルーになった日であった。
嗚呼、初老。





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ムッキー

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