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2003年11月20日(木)   きみとぼくの壊れた世界/西尾維新

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禁じられた一線を現在進行中で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的にひびわれていく……。
様刻は保健室のひきこもり、病院坂黒猫とともに事件の解決に乗り出すが――?(裏表紙より抜粋)
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戯言シリーズの西尾氏の新シリーズ。イラストがかわいいです。
主要キャラが高校生なせいなのか、戯言シリーズよりもややテンション高め。キャラの壊れ方も激しいし。
でも、黒猫ちゃんは壊れっぷりも見事なステキキャラ。
それに比べて櫃内様刻…、あのラストはどうなの?結局夜月ともりりすともしてしまっていて、でも本当に好きなのは黒猫さんってこと?節操なしですね。
事件が起こるまでは読み易かったんですが、その後徐々に読み難くなっていくように感じたのは何故?特に事件を推理する場面の読み難さといったら…。
キャラ的にも話的にも、戯言の方が好み。



「僕だけは何があっても騙されない。きみがたとえ世界中の全員を騙しても、世界そのものを騙しても……僕だけは、きみの嘘を見抜いてあげる。どんなことよりも優先して、きみの欺瞞を立証してあげる。だから、きみは大丈夫なんだよ。きみの世界は、まだまだ、全然大丈夫なんだよ。きみの世界は、壊れていない」


西尾維新:きみとぼくの壊れた世界,p.282,講談社.















ゆそか