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2003年11月14日(金)   危険なジョージ/ユール

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それほど成績が優秀なわけでもなく、遅刻常習犯のくせに教師ウケの良い生徒・穣二は、担任の宋と特に親しい。その様子は、男子校ならではのあやしい関係を疑われそうなほどである。そんなことを気にしない穣二の靴箱に、ある日手紙が入っていた。差出人は宋。何も考えずに行った穣二が見たのは、宋と男子生徒の熱愛現場!「頼むから、誰にも言わんといてくれ」と宋に懇願された穣二は……?
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ユールさんの小説3冊目です。
今回も、イラストがあの方!美麗です。
ストーリィよりもまず、舞台が関西(おそらく大阪府)なので、そのテンポのよい会話とボケ&ツッコミにやられました。
読み始めてから読み終わってしばらくするまで、なぜか私までなんちゃって関西弁が出てしまってました。おそるべき関西弁の感染力…。
ストーリィはばかっぷるに振り回されるジョージのちょっと謎を含んだコメディってかんじ。
脇キャラもおもしろいし、これ、シリーズにならないかなと思ってます。



「なあってゆーか、別に、仮に俺の顔がいいとしても、それはうちの親父とおかんが名クリエイターやっただけやし、っちゅーことはオレの努力の賜物ちゃうし」


ユール:危険なジョージ,p.193,集英社.
















ゆそか