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2003年10月15日(水)   徒然草/吉田兼好

ふと思い立って実家から送ってもらって、読書(というよりも解読?)。
ここ1ヶ月くらい、何を思ったのか、高校生の頃に古典の授業で使っていた古典読本を読んでました。
私の母校は教科書の他に、1年が徒然草、2年が枕草子、3年が選択授業で方丈記or源氏物語という古典読本のラインナップ。
私は、徒然草、枕草子、源氏物語を使ったので、それを。
昔とった杵柄、なんとか古語辞典なくても読めました。解釈が合ってるかは微妙ですが…。
昔、ノートに原文写して、ひたすら単語分けして、品詞と活用形書いたのが懐かしい。今思うと、ああいう単純作業は嫌いじゃなかったはず。
ひたすら化学式を解いたり、ひたすら因数分解したり、漢文をひたすら書き下したりもしかり。



日々に過ぎ行くさま、かねて思ひつるには似ず。一年のうちもかくのごとし。一生の間もまたしかりなり。
かねてのあらまし、みなたがひゆくかと思ふに、おのづからたがはぬこともあれば、いよいよ物は定めがたし。不定と心得ぬるのみ、まことにてたがはず。(第一八九段「今日はそのことをなさんと」より)

解釈はこちら→日々が過ぎていく様子は、それまで予定していたこととは異なっている。一年もそうだし、一生もまたそうだ。
ならば、予定していたことは全て異なってくるのかと思うと、たまに予定どおりにいくこともあるので、物事を一概に決めつけることは難しい。つまり、物事はどうなるかわからない、と思っていることだけが真実であり、まちがいない。



吉田兼好:徒然草






ゆそか