2003年10月17日(金) |
ワーズワースの放課後/杉原智則 |
++ 家のベッドで眠ったはずのぼくがふと目を覚ますと、そこは学校に似た場所で、でも、クラスメイト達は“魔法使い”だの“光霊(プラウマ)騎士団”だの“歩み(アルコーン)”だの馴染みのない言葉をあたりまえのように交わしていて、しかもそこでぼくはどうやら“王の息子”らしく、でに無能な王子と呼ばれていて……。 眠るたびに二つの世界を行き来するぼく――だが、次第に二つの世界が奇妙な一致を見せ始めた……。(表紙折り返しより抜粋) ++ 本屋さんでジャケ買いしてしまったもの。イラストと帯文句につられてしまったのですが、なかなかおもしろかったです。 ファンタジーって先が見えたら終わりじゃないですか?(ミステリは先が見えても終わりとは思いませんけど)なのですが、この話は終わりが全く検討つかずです。 次巻を早く読まなきゃ。
ぼくはふと、あることに気づいた。 いつの間にか、現実よりも夢の時間のほうが長くなっている。
杉原智則:ワーズワースの放課後,p.287,メディアワークス.
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