ブックス
DiaryINDEXpastwillaboutbk1



2003年03月03日(月)   少年レーザービーム/ユール


++
不便きわまりない立地条件かつ、中高一貫の全寮制男子校という閉ざされた環境の私立陵雲学園。ストレスによる過食で太っていた過去をもつ久我亘(←今はけっこう美少年)が入寮して一番最初に見たのは、自分の部屋での“ラブシーン”だった!校内売春(?)に、飛び交う艶書。この「異文化」に対して亘は……?不器用な生き方しかできない少年たちの、波乱に富んだスクールライフ!(表紙折返しより)
++
いやぁもう紹介文どおりの作品でした。
このレーザービームというのは、主人公の亘くんがとても真っ直ぐな性格で、その真っ直ぐさはまるでレーザービームのよう、ってことらしいです。読んでいて恥ずかしいくらいに真っ直ぐ少年でした。
実はこの本、某雑誌とかで常連さんのたおやめさんがイラストを描かれているんですよね。しかも、書いているのはいつか読もうと思っていたユールさん。それで迷わず買ってしまったわけです。
で、期待どおりおもしろいし、イラストもきれいだし、アタリでした。
おそらくシリーズになりそうな終わり方だったので、続巻も期待してます。



「はい、もうほんとうにまっすぐです。はっきり言って、レーザービーム並みです」


ユール:少年レーザービーム,p.220,集英社.






ゆそか