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2003年02月23日(日)   クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識/西尾維新


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鴉の濡れ羽島で起こった密室殺人事件から二週間。京都、鹿鳴館大学。「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”が級友・葵井巫女子とその仲間たちと送る日常は、古都を震撼させる連続殺人鬼“人間失格・零崎人識”との出会いによって揺らめき脆く崩れ去っていく――。そして待ち受ける急転直下の衝撃。(裏表紙より抜粋)
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相変わらずわかりません、主人公いーちゃんの本名。
前作にも増して、無気力かつやるならやらねばないーちゃんですが、この人の過去ってどうなってるんでしょうね。人のひとりやふたり殺してそうですが、きっと殺しているんじゃなくて、周りの人間が死んでいっているだけなんでしょう。それもそれで怖いですけど。
それにしても人類最強の請負人哀川潤さんは、あれですね。妖怪シリーズの榎木津礼二郎とメルカトルシリーズのメルカトル鮎を足して、さらに戦闘力をアップさせた、みたいな。すごいです。
この巻の私的ツボは、いーちゃんのご隣人浅野みいこさん。いったい何着甚平をもってるんですか?



ぼくは最後に問うた。
お前はお前の存在を――
「きみは人殺者としての自分の存在を許すのかい?」


西尾維新:クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識,p.321,講談社.






ゆそか