A Will
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コカ・コーラを買った。
半分も飲めないのはいつものこと。 気の抜けたコーラを彼は嫌悪していたけど、
甘いばかりの、あのコーラのほうが、 わたしは好きだ。
特別でもなんでもなくなってしまったけれど、 普通の日のふりをしないことには、 まだ、やっぱり過ごせそうにない。
悲しいとも違うし、 寂しいとも少し違う。
無力な恋だったな、と今なら言える。 子供で、わたしも君も。 外圧でもかかったら、簡単に壊れただろう脆さで、 それでも構わないと必死で恋をした。
好きで好きで堪らなかった。
今も。せめて今日は。
好きで好きで大好き、と嘯いてあげるね。
君のことを話すわたしは、 きっと13才のまんまだと思う。
おめでとう。 今年も、今日が来たよ。
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