A Will
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2013年06月21日(金)




案の定、だ。


彼の機嫌は最悪だったし、
わたしは順調に無視された。


あるいは、それさえ勘違いで、
わたしとのことなんて関係なく、
単に嫌なことがあったのかもしれない。


けれど、せめて誤解くらいしたい。



ふと、触れた手に、
わたしがどれだけ動揺したか、

いつもニコニコしてると言われたけど、
だって笑っていなきゃ泣いちゃうもの。



この不毛な1年弱。

思い出すのは、ホテルのベッドだけ。


会って、ヤるだけ。

そうじゃなきゃ会えなかった。



もうしない、と告げたら、

別にしたくなきゃしないし、と言われた。



そりゃそうだ。

至極もっともで、返す言葉も浮かばない。



不機嫌な彼を目で追って、
どうせ、最後なら、
もっとちゃんと好きだって言って、
嫌な顔見たかったなと思った。

困らせてやれば良かった。




まだ、こんなに好き。

片想いを満喫するしかないかなぁ。


まつり |MAIL

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