A Will
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2013年04月03日(水)




桜が見たくて、夜見に行った。


誰もいない、満開の桜。



風が強くて、吹かれながら、
ふと、このまま死んでしまっても良い、と思えた。


3分後には変わってしまいそうな思い付き。



だって、桜の下だもの。



なんとなく、この世にいなくなった男の子に
想いを馳せた。

会えるなら、何もかも捨てて、
その胸に飛び込む気でいたわたしは、
もう、いない。



けど、あるいは、
やっぱり飛び込んでしまうかもしれない。


会いたくて、会いたくて、
夢でなんか会いたくなくて、

永遠だった、と思ってる。



もうよく思い出せなくて、
大人びて見えた彼。

けど、今、思えば、
息が詰まりそうなほど、あどけなかった。



やっぱり、死んでしまっても良い。


思い残すことだらけで、
未練だらけで、
やり残しばかりだけど。

後悔も、ぜんぶ、置き忘れて、


ふっと、息が止まってしまえば良いのに。






春死なん。


うん。わたしも、息が止まってしまうなら、
それは春が良いわ。


まつり |MAIL

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