A Will
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失恋なら、ずっとしていたようなものだった。
状況を変えたのは、わたし。
墓穴を掘る、とはこのことで、 彼に女の子を紹介したのだから、 当たり前っちゃ、当たり前なんだ。
口説きたくなった、と喜ぶ彼に、 言い様のない嫉妬をした。
じゃぁ、わたしはお役御免ですね。
伝えたら、なんで?と返す彼に呆れもした。
平気でキスしようとする神経が解らないし、 傷付くわたしが面白い反面つまらないのだろう。
男は追うのが好き。
定説じゃん、そんなの。
失恋に特効薬なんてない。
時間が解決するのも知ってる。
けど、変わらず期待させる彼に、 まんまと期待するわたしに、
そうして、期待を叶えてはくれない彼に、
萎んで、膨らんで、萎んで。
やっぱり膨らむ。
好き。
もう少し、バカを見ようと思います。
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