A Will
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2013年04月14日(日)




今まで、男の人のアドレスを消すなんて、
そんなことしなかった。


それも、意識的な消去なんて。


メールアドレスを消した。

番号は、仕事の関係で消せなかったけれど、
私用で電話することなんてないから構わない。



メールを出来ない。

そういう状況にならなきゃ、
わたしは、寂しいなんて理由でメールするから。


返信に期待して、
バカバカしいほど待つから。


いやだ。


待つのも期待も、
それらが報われてしまうことも、
まったく報われないことも。



どっちもいやだ。




女って面倒臭いのよ。

わたしが言ったときに、彼は頷いていた。

きっと、彼の思う面倒臭さとは違う。



困らせたりしなかった。
煩わせることなんて、しなかった。


だから、彼は言う。

嫌いになんかなれないでしょ?

って。
たかを括って、笑う。





そうだよ。
嫌いになんかなれないから。


でも、好きなまま離れることなんて簡単。





面倒臭いのよ、女って。


まつり |MAIL

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