A Will
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2013年01月28日(月)




1度許せば、2度目があることは、
火を見るより明らかで、

そうして、わたしは、
もう抵抗さえしなかった。



面倒だった。



終わって、ボタンを閉めていたら、
「なんで?」
と、聞かれた。

わたしは、何がなんだか解らず、
ただ首を傾げた。


「この間は嫌がったのに。なんで?」


傾げた首をゆっくり戻して、
思わず笑ってしまった。

怪訝だったのか、手首を掴まれる。


「嫌がるほうが、好みですか?」

笑ったまま尋ねたら、
ますます眉を潜め、違う、と、
ボソリと呟いた。



腕を引かれ抱き締められて、
「よく解んねぇ」
と、呟かれ、わたしは目を瞑った。




何も考えたくない。




腕の中は温かい。
顔を埋めた肩は彼の匂いだ。


それだけで、いい。



はず、なんだけどな。




なんでかな。

わたしは、今夜、きっと眠れない。
泣くこともなく、ぼんやり起きてる。


だったらさ。
せめて、美味しいコーヒー飲みたいな。



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