A Will
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2013年01月22日(火)




最低だ。

こんなの最低。


いくら、みんな帰ったからって。
いつ誰が来るか解らないのに。

そして、わたしは嫌だと言ったのに。


ひどいよ。

と呟いたわたしに頭を下げた。

ごめん。



許さないと言えば良かったのか、
許すと言えば良かったのか、


もうしないで。
また、出来ると思わないで。

それが精一杯だ。


所詮わたし。こんなもん。
なり下がる、なんて簡単だ。



あなたの我慢の限界、なんて。

わたし知らない。
知らないんだよ。



少し泣いたわたしを、
迷いなく抱き締めた。

抵抗ごと抱き締めて、何度も謝られた。


はなして。


このタイミングでキスしようとする彼は、
いったい何を考えているんだろう。


本当の本心は喜んでる、と
思われているんだろうか。


抵抗しなかったのは、怖いからだ。
大泣きしなかったのは放心したからだ。

結局、わたしは。
男の人にとって、そんな女にしかなれないのかな。




どうしたら普通に愛してもらえるんだろう。
どうしたら大切な人になるんだろう。



自分で自分が、きっと一番嫌い。


これが初めてじゃない。

泣いて抵抗して、痛い目にあって、
抵抗さえしなきゃ早く終わるから、
手を握りしめて数を数える。アルファベットでも良い。

早く終わるから。


あーあ。かなしいな。




やっぱり、好きにはなれないや。

わたし。わたし嫌い。





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