A Will
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懐かしいって、思った。
寂しいとか、悲しいとか、 恋しいとか、愛しいじゃなくて。
懐かしい。
13才のわたしには、 君が驚くほど、頼もしく見えた。
大人だと勘違いしてた。
冷たい手が、好きだった。 少し長い前髪も、日に焼けない肌も、 まだ安定してない声も、好きだった。
会いたいな。
そうしたら、抱き締めてあげられるのに。
今なら、 わたしのほうが、うんと大人だから、 甘えさせてあげられるのに。
やっぱり、好きだよ。
これだけは変わらない。
わたし、君のこと好きだよ。大好きだよ。
会いたい。
ねぇ。会いたいな。
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