A Will
DiaryINDEXpastwill


2006年02月07日(火) 雪の次の日。

何故?と聞くまでもなかった。
それでも、わたしは聞きたかった。

取り返しのつかない、その言葉を待っていた。



鼓動が早くて、痛い。



わたしは、その日、繋いだ手を、何もかもごと憎悪して愛しかったのだと、
まだ大きなキャンディーを噛み砕く。ばきり。



優しい笑顔が。
愛しいと思える空間が。

苛むのは、何故?




どうしたら良いのか、なんて本当は1番知りたいの。

だから申し訳なくて、だけどコレしか知らなくて、こーゆー風にしか振舞えない。





ガラス越しで。直視できなかった靴がある。
綺麗で、どこにでも行けちゃいそうな気がして、でも届かなかった。

あの靴は、わたしを見つけなかったし。
わたしもガラス一枚すら破れなかった。



悲しいけど、涙はでなかった。




そーゆーものなのだ、と何かで諦めた。








アリストの加速音にうとうととしながら、温めてもらった左手。
初めての経験までさせてもらって、
まったく、本当にお姫様のような扱いを受けた。


ゆっくりと、時間の過ぎるのを感じて、多分、これは、
好きなのだろう、と若干うんざりと思ったりしたのだ。



がりがりと、口の中で甘く砕けるキャンディーは、
きっと何もかも知っているんだろうな、なんて、そう思うよ。


まつり |MAIL

My追加
  Photo by *Pure-Pix*