A Will
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2005年10月15日(土) 拳でも握らなきゃ笑顔になんてなれないのよ。

太宰のうそつき。


あの人が笑顔で「またおいで」なんて言うから、
わたしは精一杯わらって頷かないといけなくって、

でもそれじゃぁ、困るのよ。すごく。すごくすごく。




幸せなんて欲しくない。
なにかスカスカで物足りなくて、そうやってずっと生きてきて、
今更、充足なんて冗談じゃないのよ。

でも。
あの人が傍にいたら、わたしはいとも簡単に幸せで嬉しくて、
ねぇ、だから、夢見たくなっちゃうの。





怖いんだってば。
「幸福恐怖症?」と言って笑ったあの人がわたし、やっぱり好きすぎる。




愛しいんじゃなくて、好きすぎる。
あの人の幸せなんて祈れないけど、あの人が幸せじゃないと気がすまない。




あの人だけは、完璧なエデンみたいな、そんな場所で笑ってて欲しい。







あの人が笑いかけたら、わたしは拳でも握らなきゃ笑顔なんて返せないんだってば。



うーー。
あーーーー。



苦しい。切ない。やりきれない。







なんで離婚なんかするんだ。ちくしょう。


まつり |MAIL

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