A Will
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2005年09月15日(木) 秋。恋色。

高速道路。140キロのスピード。広がってるのは都会の夜景。


ふと、誰かに抱かれたい、と思った。
それが誰なのか分からなくて、けれど隣で運転してるこの人じゃないことに、
珍しくも罪悪感なんかを感じたりした。



窓を大きく開けて、入り込む風を半ば暴力的だと思いながら、
乱れる髪の毛をまとめようとも思わないでそのままにしてた。


乱れてるよ。すごいよ。

その指摘に笑い返したら、そのまま窓を閉められた。





悲しかった。なんだかすごく。
どうしようもなかった。どうしてなんだろう、と何度も思った。




欲しいものは手に入らないのに。

欲しくないものは、こうも容易い。









優しくされたいだけなのだ。
優しい人が、ただ一晩中一緒にいてくれれば満足なのに。


優しい人に会ったことは未だない。


一緒に夜を過そうとすると、どうしても食い違いが生じる。
「そんなつもりじゃない」と言ったところで通じたことなんかない。


どういうわけか、わたしも容易く受け入れてしまうのがダメなんだけど。






ダメだ。ネガティブすぎる・・・

うん。けど。涼しい秋風に吹かれてると、恋したいなぁって思うよね。


まつり |MAIL

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