A Will
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2005年09月04日(日) |
なくしたから良かった。 |
深夜の「会いたい」に最後だからと応えてもらった。
手をつないで、近所の土手を歩いて、 ぎゅうぎゅうと繋いだ手からほろほろ零れてしまいそうだと、 なんとなく思った。
あぁ。9月になってしまったのだ。
サンダルを履くのはやめよう。 タンクトップでうろつくのもやめよう。 爪の色もオレンジからもっと落ち着いた色にしよう。
相変わらずの、優しい手つきに、苛々した。 乱暴でよかった。無理やりで良かった。意地悪でよかった。
優しさなんて感じたくなかった。
優しい、ずるい、愛しい人だから。
いつだって喜んで騙される準備はできてるのだ。
ありがと。ほんとにありがとう。どうもありがと。
何度も思ったよ。 良かったって思えちゃうの。強がりじゃなくて。
すごいね。
また今度。
それが、もう二度となくなっただけなのに。 そのことがこんなに悲しいなんて。
でも、悲しくてよかった。
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