A Will
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眠れない、とか。
わたしの歌う、悲しい歌詞の歌を黙って聴いてくれる人がいない。 へたくそな、恋の歌だったと思うんだ。
ぬいぐるみ相手に必死になっても。 大好きなあの子にメールしてみても。
必ず留守電につながる番号を最後は押してる。
聞きたいのは、あんな女の人の声じゃなくて君なんだけど。 「わかった、行くから」って諦めた、君の声なんだけど。
なんでいなくなるかなぁ・・・
迷惑掛けるのが、わたしの君への優しさで。 迷惑掛けられなくなっちゃったら、わたしは君にちっとも優しくなれないじゃない。
どうするのよ。
わたしが寂しいって言ってるのに。 わたしが会いたいって言ってるのに。 わたしがここにいてって言ってるのに。
言ってるのに。
頼んでるのに。
意地悪。ばか。まぬけ。意気地なし。大嫌い。
うそ。大好き。
忘れると思ってた。 予定外だ。
君がわたしを置いてどこかいなくなったら、わたしは君を忘れるつもりだった。
いなくても平気。 平気だから、本当はずっと君がいなくても平気なわたしを、 君がいつ置いていくのかすごく不安だった、なんて言ったら笑ってくれたのかなぁ?
もう解んないけど。
まぁきっと笑ったね。
置いていかないよ、なんて口約束しちゃって。
君の優しさ。
わたしに嘘をついてくれること。 わたしの傷つく嘘をついてくれること。
ありがたかったんだよ。
まぁ、お陰でぐっさりです。
えっと・・・
眠れないって、わたし君に言ったっけ?
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