A Will
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わたし、本当にサンダルを流したことがあって、 それが本当にお気に入りだったのに、ちっとも悲しくなかった。
川で、くるくる回るそれを見たら、すごくすごく綺麗で、 だから良いと思ったの。
片方だけのサンダルは、今はもう、ない。
船になりたい。
大きくなくて良い。 お客さんが乗るような小奇麗な船なら良いな。
海を渡るの。
得意げに自慢げに。
それでも、海を知らないわたしのことだからきっと思う。
『本当は海に出るつもりなんてなかった』って。
今日の全部嘘泣き。
貴方は1つ残らず騙された。
ねぇ。これもわたしの手だよ。早く気づいてっていったのに。
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