A Will
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瞳が綺麗。という言葉を時々聞く。
ふぅん。とか あぁそう。とか
それほど、どうとも思わない言葉だけど。
もしも。
言い切った横顔を綺麗だと思ったなら、 その瞳は綺麗だと信じても良いような気がする。
一点の曇りのない瞳を、なぜだか『信用がおけない』と思って、 漠然とした理由のみで、寂しいと思った。
わたしが泣いた理由。 そんなことに、君が気づくとは思えないし、 その考えは間違っていなかったけれど。
嘯く君を 力いっぱい抱きしめたいと思った。
君が「うたかた」だと称した日々に、君はもういないけどさ。
そんなことに、わたしも慣れちゃったんだけどさ。
終わってしまった君に。 君が取り残していった場所に。
どうということもない、日常的な君に わたし、まだ、恋をしてイタイ。
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