感受性応答セヨ。
ただひたすら生きる。

2003年04月11日(金) 病名宣告・弐

結果を聞いたのは今日の昼です。
とにかく両親と、紅男に報告をしました。
紅男は病気に大変縁遠い人で、病名を聞いて『ふざけとんのかこいつ』と心の中で思ったそうです(笑)。ま、仕方ないです、そんなにメジャーな病名でもないだろうし。

そのあとは仕事に行きました。
とりあえず仕事先の人には『いや〜やっぱり神経性のものでしたよ〜』と軽く嘘つきました。
もうそんなに長く働くわけでもないし、そんなシリアスな話して変に気遣われるのも嫌だし。

平静を保とうとしてもやっぱりそれは無理で。
紅男と2人だけになったときに、少し泣きました。
紅男は相変わらずどんな病気か分からないので『治るから大丈夫』的なことを言ってたのですが、自分はもう治らないっていうの知っちゃってるからそんな言葉ではやっぱり安心できなくて。

休憩が一緒だったので、事務所のパソコンで調べて『こーゆー病気だ』と紅男に見せてやると、やっぱりちょっと黙りました。
そりゃそうだよ。難病指定だもんな。

そのあと友達にもメールで報告。
私は昔から何でも報告することによって自分の気持ちをいい方向にもっていくので。
絶対一人で抱えたらおかしくなるの自分で分かってるからさ。
あまりにも突然の報告と、聞いたこともない病名にみんなの反応は『え!何?それ病気なん!?』っていう感じでしたが。

ほんと、驚かせてすまんね。

休憩終わって、仕事をしながら紅男と少しずつ病気の話をする。
これからどうするか・・・といっても、明日のREEFのライブは死んでも行く!とか、その帰りに天神のラーメン食べたい!とか、フジロックはどーなんのさ!?とか・・・あんまり、コトの重要性が見えてこない未来の話ですが・・・(苦笑)

でもネガティブな話は一切しなかった。

不治の病。
それは認める。
でも私は、まだやりたいことがたくさんある。
紅男とだってうまくいきたいし、結婚だって出産だってしたい。
(私は自分にそっくりのクォーターの子供を産むのが夢なんだっ)
仕事だってしたい。
正社員は無理かもしれないけど、少しでもいいから食にかかわる仕事だってやってみたい。せっかく学校に行ったんだもの。
旅行だってしたい、自分のもう一つの故郷であるアイルランドにだって行ってみたい。
まだまだたくさんある。書ききれない。

日記だって、ジャンルは変えたけど、だからといって毎日病気のことを書こうなんて一切思ってない。
今までと同じように、やれ紅男と喧嘩したとか、店が暇だとか、友達と会ったとかそんなことばっかり書いていきたい。
でもやっぱり、現実は受け止めないとな、というわけでジャンルを変えただけだ。

まあ、だいぶ回りくどい書き方をしてしまったかもしれませんが、こういうことです。
明るい闘病日記を目指します。


っていうかほんとびっくりだよ。
1年でだいたい千人ずつ発症するらしいんだけど、
一億いて千人じゃん?
ZEPPとかブリッツのキャパってそのくらいかな?

うわーやっぱり少ないなー


*追記*
今病院から帰ってきました。
一つ分かったことは、まだ『断定』がされてないということ。
極めて可能性は高いけどね。他の病気の可能性もあるらしい。
で、また検査をするんです。今度は小腸の検査。
鼻からスコープを入れるんだってさ。コワッ!
で、その小腸の状態によって病名、状態が分かる、ということです。


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