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◆ 凡人の努力依存症 |
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私は今、いつの日か市民マラソン大会で完走を果たすために、 日々、ジョギングをしている。 大体10〜15km、週末は2回に分けて20km。 歩いてるんだか、走ってるんだかの速さでしかないけど。 マラソンとダイエットはとても似ている。 どちらも努力を怠らなければ必ず達成できる。 かなりの期間を要するのも似ている。 努力は裏切らない。 努力しても叶わないことも多い現実なのに。 努力の99%が、結果に約束されるというのがうれしい。 ただ、速く走ることではなく。 長く走り続けるという点においてだけだけど。 私はこの手の努力が実に得意だ。 ただ、コツコツと積み重ねていけば、 目標に到達できるから。 努力が報われると言う安心感。 山を越える達成感。 辛くてもいい。 辛い方がいい。 それだけ陶酔感を味わえる。 既に努力中毒。 努力依存症なのかも。 じゃあ、私は走ることが好きなのか。 好きだから走るのか。 ダイエットすることが楽しいのかと言われれば。 「そんなことは、まったくないよ」 そう答えざるを得ない。 だって苦しいんだもん。 世の中には、好きだからという理由だけで、 大きな偉業を成し遂げてしまう人がいる。 好きだから、したいから。 そんなシンプルな感情だけで行動できる人が眩しくてしょうがない。 私にはそんな部分がないから。 結局のとこ、努力のし甲斐がある何を探し出して、 日々過ごしていくしかない。 結局のとこ凡人で。 とことん好きなものも。 とことん他人を好きになる感情も持ち合わせてなく。 それでも、人生のその先にある退屈さとだけ闘い。 卑屈に成り下がる暇を与えないために。 努力という暇つぶしで、その隙間を埋めているのだ。 努力のための、努力。 が。 さすがに今日は膝の調子が良くないので、久々のお休み。 久方ぶりの、夜のNETタイム。 2003年09月10日(水)
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沙 亜 子 は い ま だ 、 水 の 中 |
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