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2018年07月05日(木) ■ |
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Vol.869 入院生活を満喫しよう |
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おはようございます。りょうちんです。
まだ以前の仕事を目まぐるしくこなしていた頃、少しくらいなら入院してみたいかもと考えたことがあった。昨年からライフワークが大きく変わり自由な時間も多く過ごせるようになった今、皮肉にも夢見ていた入院生活を体験できるとは。 入院生活も数日が過ぎ、おかげさまで俺の体調は順調に回復傾向にある。夜になるとまだ熱が上がってしまうが、日中は普段と何も変わらない。今日になってやっと点滴の管も外してもらった。入院患者なので病院外に出ることはできないルールのもと、読書やネットサーフィンや館内散策であまり退屈せずに過ごせている。退院の見通しは来週だが、それまでこの入院生活を満喫しようではないか。 季節ははすっかり夏になったらしい。俺が入院する前も確かに暑かったが、それ以上に暑い毎日だと聞いている。朝晩はひんやりしていたのに、今は寝苦しい夜がずっと続いているそうだ。26℃の温度に設定された快適な病室の中では、窓の外に見える真夏の風景から実際の外気温を想像するだけだ。 病院食はまずい、という俺の固定観念は入院してすぐに崩壊した。今はおいしい白ごはんだが、3日目までは味も塩気もないおかゆにがっかりした。しかしおかずは思いのほかおいしくいただいている。はんぺんや豆腐など食材は明らかに消化の良いものを使ったいわば病人食が多いが、味付けはしっかりしている。フルーツやデザート、牛乳が出るのもうれしい。きっちり決まった時間に3食を食べられるし、栄養管理やバランスも考慮されているし、ここにいれば安静にしていても極端な体重増加で太ることはないだろう。 病室にはプリペードカード式のTVもあるし、デイルームにも共有の大型TVが置かれているが、入院してから俺は一切TVを見ていない。退屈だろうと父が持ってきた新聞にも目を通さず、外の情報を一切遮断している。西野ジャパンがベルギー戦で負けたとか歌丸さんが本当に亡くなったとか、そんな情報はうっすら入ってくるが、退院した時に他人よりも遅れた情報を得て大いに驚いてみたい。 こんなにまで入院生活を楽しんでいる俺だが、それでも病院が嫌いじゃなくなるなんてことはないんだろうな。
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