いぬの日記

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2004年01月03日(土) 秋田いぬは携帯使いになった!!

昨日、初めて携帯を買いました。

今までどうしてたかというと、ずーっとPHS使いだったのです。
しかも、4年前に買った東芝のHYPER Charrots。

壊れないもんですねー、PHSって。
何せ機能といえば、電話をかける、メールをする、アドレス帳を作る、アラームと時計、のみ。
あ、なんか一応情報サービスもありましたが、使ったことほとんどありません。
しかし、シンプルなものは壊れにくい。
おまけに、最近ではPHSのアンテナも広がって、街中にいる限りは携帯と何ら変わりなく通話可能です。
PHSは音が良いので、多分最新の携帯よりも電話の音はいい。
画面が白黒で小さい事以外は大して不満もありませんでした。
もともと付いていない機能に関しては、特に興味なかったし。
大抵のものは、ないならないで、別に困りはしないものです。
(写メールとか、ムービーとか、和音着メロとか。着うたに至っては、恥ずかしいと思ってた)

大学3年間PHSできたし、4年生まで頑張っても良かったんですけど。

ちょっと、NISHIKIGOI に一目惚れしまして。
携帯の機能に大して価値を感じなかった私は、
どんなに新機種が出ても変わりばえしない携帯のデザインに魅力を感じませんでした。
どれ持ったって太して変わらないなら、いっそのこと見た目重視がいいな、
ピカピカした赤で、ゴツいメカっぽい携帯とかないかな、とか思ってて。
そこでNISHIKIGOIです。
やったー、見た目重視だ!
恐ろしく面倒くさがりな私は、勢いづいた時にぱーっと行動するのが一番確実なので、
NISHIKIGOIでauに鞍替えする事にしました。
家族の中でauを使ってる人は一人もいなく、全員docomo使いだというのに。


そういうわけで(長いなオイ)、1月2日に札幌4プラで、入荷したてのNISHIKIGOIを手に入れました。
わーい。
かわいい。へっへっへ。


PHSから携帯にデータを写すのは不可能なので、アドレス登録がエライ手間でした。
ひーはー。
アドレス変更のメールに、せこく「確認のため新アドレスに返信していただけると助かります」と書いといて、
返信してもらったメールをアドレス帳に登録したりして。
親切な人々、どうもありがとう!!!
100件くらい送って、40件くらい返信きました。
かなり助かりました!
二人ばかり私のせこい魂胆を見抜いて突っ込んできた方がいましたが、
分かっていながら協力してくださってありがとう!!




携帯を買ったらやりたかったことがいくつかあって。

1.メーリングリストを自動的にフォルダ分けする。
 サークルのメーリングリストが下手したら毎日来ます。
 受信ボックスに溜まるとうざいので、これがやりたかった。

5.色々単語登録して、自分に便利なメール機能を作る
 これがねー、やりたくて。
 PHSはお馬鹿で、いくら言い聞かせても新しい単語を覚えようとしないし、漢字変換も覚えてくれない。
 私はワードでも単語登録機能を多用したり、使わないショートカットを消したり、
 どんどん気持ち良く使えるように耕していくのが好きなので、
 他人の携帯がお利巧さんなのが羨ましかったのです。

3.着メロをダウンロードして好きな曲を入れる
 PHSの単音メロディでは遊ぶ気にならなかったので、着信音は常にノーマルの電子音にしていました。
 初携帯の着メロは、通常がビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」、
 メール着信がワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」です。
 ビル・エヴァンスは、唯一私が知っているジャズピアニストです。
 着メロにするなら、ジャズかクラッシックか坂本龍一かなと思っていたので。
 乾いたきれいなメロディが携帯の音に結構合っていて、これは当たりだと思いました。
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、ブギーポップで好きになりました。
 所詮おたく。わはは。

4.そこらの好きなものを写真に撮る。
 写真機能で遊ぶまで、まだ携帯を把握してません

5.待ちうけ画面をダウンロードして楽しむ。
 これもおいおい。どうやって探せば良いのかも良く分からん。
 人に聞く気まんまん。


まあ、使ってるうちに色々覚えるでしょう。
あ、実家を発つ前に、うちの犬の写真を撮りだめしておかねば!!!





先日息巻いていた『セラフ同盟』ですが、未だに思案中。
でも、コリン・チャウのファンサイトとか見れてちょっと嬉しかった。
無問題2に出てるらしい。
つ@ば戻ったらアルファで借りよう・・・。

セラフのファンサイトもちょろっと見たのですが、ボブだったので面白くて笑った。
当り前だけど、私とは違う嗜好の人もいて、何だかすごいなーと。
別に否定するわけじゃなく、人が楽しんでる分にはいいのですが、私は笑ってしまいます。
しかしまあ、私がこうして興奮したりしていることも、他の人からしてみれば笑いごとですよね。
ある種の嗜好に関しては、理解しないであろう相手には絶対に話せないです。怖いから。
そう考えると、当り前のように話ができるつ@ばは貴重な場所だ・・・。

私は、別に、セラフでボブが見たい訳ではないので。
楽しみの方向性が違う。好みのポイントが違う。

セラフは格好良く、かわいいんだ。
フランス人(と呼ばれていた彼の名前はメロビンジアン)は最初から気持ち悪いので、
「君が欲しい」とか「欲しいのはセラフ、君だ」とか言うのはオーケー。
でも、言われたセラフは本気で嫌悪し、問答無用で実力行使に移る。





「翼のない天使」と自分を呼ぶ、この男の顔はできるだけ見たくないと思っていた。
もとより、この男を理解できるとは思っていない。
享楽的を装って、何もかも諦めた目をして、そのくせ誰よりも欲深いねじくれたフランス人。
自分と合わないことは分かっていたし、ろくに会話をしなくても虫唾が走る男だと思っていた。



だが。

ふざけた口調で、思いつきの戯れのように口にする、自分の名前を聞いたときは、吐き気がした。

欲しい。
欲しい。
欲しい。
手に入れたいのだ、もっと。
手に入れていないものが、まだある。
ある。もっと。もっとある。
欲しい。手に届く範囲で掻き集めて、その、先にあるものが欲しい。

その目が、狂おしい色を、隠す気もなくたたえていて。



いつも、人の顔色の隙間をうかがうように斜めに見ている。
自信に溢れ、大抵の事は思い通りに出来る男は、
いつも何故か、追い詰められたように浮かれた素振りを繰り返す。
この男が視界に入るだけで、不快感を覚える事すらあった。



全く笑っていない目を歪ませて、メロビンジアンが笑い声を上げた。
彼の妻が、不審げに夫の顔をちらりと見る。

「聞こえたかい、セラフ? ネオの身柄は、君と交換だ。翼のない天使、私は君を望む」

呆れた。
取引が成立すると、本気で思っているらしい。
侮蔑も吐き気も、嫌悪感も切って捨てる。
必要のない枝葉を落とすように、ひとつ呼吸することで、目の前の男に対する感情を振り払った。
作り物の快楽と不安で、空気の澱んだダンスホール。
一番奥の席ですべてを見下ろすこの男から、にじみ出る歪んだ空気がこの場を支配していていたとしても。
自分の身体の中を通る息吹は、常に清浄である。
積み上げ、削り、鍛え、この身や心に注いできたものは、
この男がどうやって手を伸ばしても、かき乱される事はない。

隣に並ぶ二人に目線を送ると、すぐに了解の色が見えた。
モーフィアスもトリニティも悪寒をこらえる顔だ。
救世主を救うことだけを考え、焼ききれそうなほど張り詰めていた彼らが、
かすかに毒気の抜かれたような顔をしている。
いや、毒気に当てられた、が正しいのか。

トリニティが口を開いた。
そう、自分はこの場で、この男に返答する必要さえない。
取引は、彼女の役目だ。

「答えはこうよ」





トリニティが何かの弾みで引き金を引いてしまっても良かったなと、ふと思いついた。
サティが尋ねるように首をかしげて、こちらを見上げる。
聡い子だ。彼女は幸せになるために出てきた。
自分は、出来る限りのことをしてやらねばならない。
何でもないよ、というように口元を緩めてやると、彼女はにっこりと笑った。
励ましているつもりなのかもしれない。今度こそ、自然に顔が微笑んだ。
今頃になってあんなことを思い出すなんて、自分は案外頭にきていたのかもしれない。
どちらにしろ、二度とあの男には会うつもりはない。
この記憶も、さっさと捨ててしまおう。








えーと。
いや突然書きたくなって。
ちゃんと話を書く気はないです。
だって、資料探したり映画見なおすのめんどくさい。
ああ、この日記を読んでくださる人にはほとんど需要がなさそう。
どこかに需要があるのかなあ。
私が見たいのは、強くてクールでかっこ良くて子どもに優しいセラフ。
彼の可愛さとカッコ良さにヤラレてて、でも全然全く報われない人の話とか。
(その点、あのフランス人はどうあっても報われなさそうでよろしい)
一緒に手をつないで逃げていたサティというインド系の女の子がとても可愛らしかったので、
二人のほのぼのとした話とか。
どこまでも食えないおばちゃんだったオラクルと、彼女に仕えるセラフの話とか。

預言者オラクルは、マトリックス世界の神話で言うと神様の1人で、
それに仕えるからセラフは『翼のない天使』と呼ばれていたのかな、と思うのですが。
どっかの暇な誰かが、こういう細かい設定を検証してくれないかなー。
ついでに、メロビンジアンがセラフを『放蕩息子』と呼んでいたのは何故か、てのも。
{セラフの役割と、メロビンジアンの役割が場所的にかぶっていて、
{位置としてはセラフはメロビンジアンの下につくことになるのだけど、
{彼にはオラクルに使えるという最優先の仕事があるから、メロビンジアンと接触する事はほとんどない。
というのは、1回映画見た物覚えの悪い私が、適当に想像したことです。
どっかの誰かがもっともらしい説を主張しない限り、私の中ではこの設定です。


ネオとセラフの絡みは、かなり無理があるでしょう。
友情ならなんとか脳内補完で作れるかな。
だって、ネオとトリニティのラブラブっぷりったらないですよ。
ボブありえない。
あー、映画のその後で、ネオも狭間の存在みたいに特別なモノとして復活したら、
・・・・・・セラフとの絡みもありえるかな。
物凄い自分設定と自分創作が必要だけど。


・・・・・・とりあえず、私の頭は相当やられているようです。
ふと気がついたら、夜中に何を長々と書いているんだ自分・・・・・・。


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