いぬの日記

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2004年01月01日(木) あけましておめでとうございます

更新ペースは大して変わらんと思われますが、今年もよろしくお願いします。
見に来てくれる人や、感想を述べてくれる人にはいつも本当に感謝してます。



実家では、寝る事とご飯食べる事と、本読むことくらいしかしてません。
あー、でも、いつもの生活とそんなに変わらないんだよなー・・・。
踊ってないのと、家事してない事くらいしか違いはないです。

ご飯が美味しい。
あー、本当に実家は食べ物が美味しい。
母の作るおせち料理も美味しい。甘いものも美味しい。コーヒーも美味しい。
怖くて体重計乗れません。ひー。

今日は、少しでもカロリー消費しようと思って部屋の片付けとかしてみました。
終わってないけど、捨てるものばかりなので遣り甲斐あります。
生活してると物が際限なく増えるタイプのくせに、物が少ない方が落ち着くタイプなんですね。しょーもないな。
でも、本棚に詰まった本を見ると言いようのない幸福感を感じます。
実家の部屋は本棚がたくさんあって素敵。
増えた分だけ適当に本棚に詰めてしまったので、乱れまくってるのが気になります。
もっと愛情と執念をかけて整理したい。
ああ、アパートの部屋にももっと大きな本棚がほしいなー。




「プリズンホテル (1)夏」(浅田次郎・集英社)
浅田次郎は、実は「ラブレター」という短編を読んだっきりなのですが、友人が『浅田次郎良いよ。任侠良いよ』と言うので気になってました。
GEOで300円で購入。
面白かった!
「ラブレター」は詩情というか人情というか、ロマンチックなのか生々しいのか自分の中で分別しかねて、飲みこみにくかったのですが、「プリズン・ホテル」は笑って泣けるさっぱりとした面白さでした。
出てくるキャラクターは、初対面では好きになりにくい癖のある人物ばかりなのですが、物語が進むに連れて生き生きとした憎めないキャラクターになっていく。
時代劇のように、最後にはすっきりと気持ち良くまとまり、爽快感があります。
これ、任侠物だからこそできる話なんだろうな。
義理とか人情とか、真面目な顔して語る彼らが何だかかわいくなってしまう。
舞台が奇抜なだけに、話の展開も先が見えにくくて、憎めない登場人物が右往左往するのを読みながら笑ってしまいました。
地の文がちょっとテンポ悪いかなーと思うのですが、会話は楽しくて良いです。
仲蔵親分かっこいいです。いいなーヤクザの白スーツが死ぬほど似合うオジサン・・・。
偏屈な小説家が、私はかなり好きです。
ほんっとーにしょうもない嫌な奴なのに憎めない。
とてもそうは見えないけど、実は根が夢見がちというか、ロマンチストなところとかかわいいです。
彼の名前は、作者が実際にむかし使っていたペンネームだとかで、(しかもボツになりまくっていたころに使っていた名前だとかで)そういう自分を茶化すような人は結構好きです。





「マトリックス・レボリューションズ」

父と観に行きました。
1も2も父と観に行ったので、まー3も観とこうかなと。
私の面白さでは、1>2>3、です。
現実世界のCG画面は、SF映画を見ているという感じがひしひしとしてちょっと醒めました。
特に、船に乗ってるときの外の様子はテレビゲームみたいです。
1の、自分の常識をきれいにカッコ良く切り崩されるような感じが1番面白かった。
とにかく何もかも格好良かったし!
3のネオは、特に格好良くはなく、トリニティとのバカップルぶりが、いや、愛の深さが印象的でした。
同じバカップルでも、リンクとジーはお互いを信じて、自分の力で闘っていて、好きなバカップルでした。
3のネオは全体的に迷いながら助けられている感じ。
かわいいと言えない事もないけど、妙に情けなかったです。
かっこよかったのは、ナイオビ!!
すごい美人の黒人。混血なんだろうな。独特の美しさ。
いーい女。かっこいい、凄腕のパイロット。
怪演だと思ったのはスミス。
無数のスミス、1人1人表情違うんですよ・・・。すげえ。
それぞれびみょーに個性がある。
あの、グラサンはずした目がまたすごい。
執念深そうな目が大好きです。

で、今回の日記でこれが一番書きたかったのだけど。

セラフ(コリン・チャウ)最高。


あああ、ものすごい賛同者が欲しい。誰か、セラフにやられた人いませんか。
道着のような生地の、白いチャイナ(カンフー着?)の前をはだけて、その下が黒尽くめで、丸いレンズのサングラスをかけている姿にやられました。
あああ、かっこいい!かわいい!!大好き!!!
2で出てきたときもかっこいいなと思っていたけど。今回何故これほどまでにハマったのかは不思議。
セラフが出ているシーンはスクリーンにくぎ漬けでした。ちょっとでも多く出てこないかと願ってました。
彼のためにもう一度ビデオで観るかも・・・!!
動作がいちいちストイックで、小さい人(画面の中で比較して)がクールでストイックなのっていい。
あの短髪とか、小柄だけどいい身体してそうな、堅そうな感じとか。
本当に、何であんなに好きだー好きだー大好きだーと思いながら映画観てたのか不思議で仕方ないんですけど。
とにかくやられました。ははは・・・。
どんくらいやられたかって、フランス人(メロビンジアンという名前は何度見ても記憶できなかった)が「ずっと前から欲しかったものがある。それとなら取引しても良い」とセラフに向かって言い出した時に頭を駆け巡ったのが、以下。
(『君が欲しい』とか言い出したらどうしようっ、いや言わないから、分かってるから、ああでも言わないかなー・・・ていうか私はセラフが欲しいって言いたい、『君だ(セラフだ)』って言ってくれ、いや言わないから、分かってるから)
かなり腐ってます。ごめんなさい。
本気で、私とセラフをたたえてくれる人募集・・・。


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