二ノ宮啓吉の区政日記
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2004年09月09日(木) 固定資産税・土地保有税等の行方

 一般の市ではこれら固定資産税・土地保有税・市町村民税法人分は市が使える税金ですが、23区では東京都が徴収しております。
23区と東京都の間で23区相互の財政調整制度により都より区へ特別区
交付金(財政調整交付金)として交付されております。
23区が超大都市であることから、消防・上下水道・などの仕事は、普通の市と違って都が一体的に行っており、23区の税収に大きな差が有る事が理由です。
 ★平成16年度の都区財政調整の合計は1兆4千803億円余でその内の
  52%(7千722億円余)が23区の財政状況により交付されます。

 ★平成16年度都区財政調整区別算定結果(当初算定)
  一番多いい区は足立区885億円余
  二番目の区は 練馬区612億円余
  三番目の区は 葛飾区571億円余です、区の予算の大半を占めております。

  一番少ない区は 港区 と 渋谷区 で普通交付金無し0円です。
  三番目に少ない区は千代田区で25億円余です。
  四番目に少ない区は 目黒区で106億円余です、
  五番目に少ない区は 文京区で107億円余となっております。

 ★目黒区の当初算定分は106億円で前年と比較して32億5千3百万円
  少なくなっております。

  都区財政調整は来年の2月頃に再算定があります、第二次補正で多く交  付されますれば基金に積み立てを行い、次年度の財源として活用してお  ります。

 ★都と区の制度改革で都は広域自冶体として、23区は基礎的自冶体とし  て、それぞれの責任を果たし責務が課されております。
  平成12年都区制度改革で未解決の「主要5課題」が未解決です。
  平成17年度までに都と区の役割分担、財源配分等主要5課題を解決し  ないと、様々な区民ニーズに対応出来ない事となり、問題が生じます。

 平成18年度の清掃事業や三位一体改革に寄る削減問題等が発生します。

 区長会・議長会・助役会等を通じて都に向かって問題解決に邁進してもら いたいと思います。


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