遊戯王ゴーラッシュ感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
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2002年07月24日(水) 無敵デッキマスター奇跡の方舟

第115話「無敵デッキマスター奇跡の方舟」(7月23日放映分)
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今日のお言葉
         社長 「だが、そんな姿になっても間違いなくお前は人間だよ…」

          
          なっ、なにこれ…。ひょっとして同情? 虚勢を張る乃亜くんへの慰め?
          データだけの存在である乃亜くんを 人間 と認める社長こそ、どうかしてるぞ!
          でも、乃亜くんの運命に少しでも同情してくれたら嬉しいな〜とか思う私…。
          だからこのセリフを聞いた時には泣きそうになっちまったよ(;_;)。
          アニメの社長が好きなのはこんな一瞬があるから…。
          原作の社長だったらぜったいに言わないよねぇ、こんなセリフ(^_^;)。
          (もちろん原作の社長も好き)

★社長の前説★

    乃亜…、やはり貴様は死んでいたのか…。
    単なるコンピュータの電気信号となりはてた貴様など、勝負を挑まれるのも片腹痛いが、オレの前に立ちはだかるモノは何であろうともなぎ倒して進むまで。
    天地創造のデュエルなどというハッタリに臆するオレではない!!
    いいだろう…乃亜…、このデュエル、受けてやる!!


前説は社長サマ。今日こそ乃亜くんだと思っていたのに残念です。
「オレの前に立ちはだかるモノはなんであろうとも押し倒す」とは言ってないけど、相変わらず強気でいいですねぇ。
今回の演出は「宇宙からの攻撃 サテライト・キャノン」を手がけた渡辺正彦さんです。
そう、モクバを騙し、剛三郎を騙し、チビ瀬人が株を買い集めた、あの極悪非道な回の演出さんです…。
渡辺さんの演出はオーバーアクションと、このような 「信頼していた人がフッと自分から離れていくその瞬間」 を切り取るのがうまい…かなぁ。
剛三郎の背中…あれは乃亜くんでなくても、なんか観てて寂しかったよ…(T_T)。


★デッキマスター・方舟くん★

う〜ん、方舟のデザインが変…。あの「帆」みたいな板も気になるが、全体的にヘッポコさが際だつなぁ〜。
なぜ旧約聖書の通りのデザインにしなかったのかなぁ。
もっと幅広でないと、大洪水に飲まれてすぐ沈没してしまうよ…。アニメだからこんなんでいいやとか思ったのかなぁ。

方舟くんの特殊能力−その1
    墓地にあるカードと墓地に送られるべきカードはすべて収容する。
    つまり、ちり紙交換屋さん能力(トイレットペーパーは無し(^_^;))

方舟くんの特殊能力−その2
    スピア・ドラゴンで乃亜に直接攻撃をかまそうとする社長

    乃亜:ふん、ボクもなめられたものだねぇ〜。そんな攻撃が通ると思うかい?
    社長:何!?
    乃亜:いでよ! 方舟に選ばれしモノよ! 奇跡の方舟、第二の特殊能力、それは絶対防御!
    バトルフェイズが始まった時、場にいる相手モンスターの数に対応して方舟に収容したモンスターを表側守備表示でランダムで出現させるのさ!

つまり他人のふんどし(モンスター)で相撲(決闘)を取ることが出来るという、特殊能力というわけか…。


★どうだい瀬人、ボクがキミよりすぐれているのは以下の通り!!★
    瀬人、最初に言ったじゃないか…ボクはすべてにおいてキミよりすぐれた存在だとね。
    ボクは自分の肉体がなくなってから、ずっとあのコンピュータの中で生きた…(頭上に浮くタマを指さす)

    やっぱり乃亜は死んでたのね!(遠くの方でつぶやく杏子、それを聞き逃さない乃亜くん、地獄耳)

    い〜やぁ、ボクは死の淵から蘇ったのさ。キミたちの常識を越えた存在としてね。
    最初はとまどったけど、意外と快適だったよ。退屈もしなかった。
    なぜって、人間の世界は情報で溢れてかえっているからね…
    どんな難解な本も普通の人間が何時間もかけなければ観られない映像資料もボクのコンピュータの頭脳は理解することができた。
    おかげでボクは人間の知る、すべてのことを知ることができた。
    宇宙の誕生から現在の世界がどうやって出来たのかもね…。
    事細かにね…
    それはとうてい生身の人間では得られることの出来ない英知だ
    瀬人、ボクとキミの頭脳では、天と地ほどの差があるんだよ。(ちちちと指を振る乃亜くん)

    キミはしょせん、ボクという未来の帝王を作るために父上がボクに与えた試練にしかすぎないんだよ


★社長と乃亜くんのやりとり★
    社長:フフフ、ハハハハっ!
    乃亜:何がおかしい!
    社長:天地創造、人類の英知、オレにはすべて壮大なスケールを並べあげた泣き言に聞こえるぞ!
    乃亜:なんだと!
    社長:貴様の身に起きた悲劇なぞ、オレの知ったことではない。だが、そんな姿になっても間違いなくお前は人間だよ…
    なぜなら、そんなくだらないゴタクを並べてお前は自分の心の弱さを封印しているからだ。
    それこそがまぎれもなく人間だけが自らにする愚かな自己逃避だ!

    (オレはすごい、オレは他人より上を行く存在なのだぁ!!と思うことが自己逃避なの?じゃ、普段の社長はどうなの? ちょっと問いつめたいよねぇ(^_^;))

    乃亜:いい加減なコトを言って、ボクを翻弄する気かい?

    社長:ならば聞こう! 剛三郎が貴様を本当に海馬コーポレーションの跡継ぎにしようとしていたなら、剛三郎はなぜ自分のすべてを素直にお前に託さず、オレと競わせるようなことをした!?
    なぜそんな回りくどい、ゆがんだ方法を選んだのだ!
    乃亜:それは…
    社長:貴様も薄々気づいているはずだ!それはコンピュータA.I.と化した貴様に剛三郎の信頼が薄れ、揺らいだからだ!


★乃亜くんと剛三郎のやりとり★

    目が覚めると自室のベッド。外へ出ようとする乃亜くん。けれど鍵がかかっている。
    剛三郎が窓の向こうに現れ、お前は死んだのだと告げる。その場に崩れ落ちる乃亜くん…
    癒しのために子犬を与える剛三郎。そっと抱き寄せ、ぬくもりを確かめる乃亜くん。

    剛三郎は乃亜くんにバーチャル世界を提供していく。だが人間としての感覚とプログラムされた世界とのズレを感じる乃亜くん。
    それでも剛三郎は乃亜くんのためにプログラムを組み、いろいろな体験をさせてあげようと努力する。
    誕生日プレゼントに宇宙旅行とは、ご愛敬。へんな宇宙服を着ている乃亜くんもとぼけた感じで可愛い。
    (どうせデータなんだから、水着でもいいのに…とつっこむ私…)
    子犬の名前は「サニー」 見た感じは雑種?

      剛三郎:ぬ!? 乃亜…サニーはどうした?
      乃亜:ちょっと調整し直したら凶暴になっちゃって…
      剛三郎:調整? なんだ…それは…(画面中央に恐ろしいほど愛くるしい、仮面犬がヨチヨチと現れる(^_^;))
      乃亜:噛みつかないようにロックをかけたんだ。こいつらダメだよ。プログラムが甘くて、お仕置きしてもすぐに再生しちゃう
      剛三郎:あっあぁ〜(言葉を失う…)
      (砂漠の絵はがきの”鼻カバーラクダ”とネタかぶり?偶然にしては笑える(^o^))

    乃亜くん、おもしろいことをシミュレートしたよと報告
    海馬コーポレーションの財力と武器があれば、30日間で世界を破壊できる。そして生き残る人間は3%かな…とあっさり告げる。

      乃亜:ボクには生き物の命を越えたところで海馬コーポレーションを世界に君臨させる、もっと大きなビジョンが見え始めているんだ
      剛三郎:おもしろそうだが…、その話はいずれ聞くことにしよう。(乃亜くんに背を向けて去る剛三郎。内心は人間性を失っていく我が子に恐れをなしたと思われる…。これが最後の対面となる)


★社長が剛三郎の気持ちを代弁するという、信じられないセリフ集★
途中、負けず嫌いの乃亜くんが突っ込みを入れてます(*^_^*)

    社長:さすがの剛三郎も人の心までは計算できなかったというわけだ
    しょせん貴様の見てきたモノは、すべてつくりゴトの世界…。
    だが、人間の社会こそ、混沌とした究極の光と闇の世界。その中を生き抜く複雑さ、たくましさはそこで生きる人間にしか習得できない。
    おそらく剛三郎は迷ったのだ。そしてあることを思いついた。自分が見込んだ生身の人間…、つまりオレと貴様を対決させることを…
    乃亜:くっ…
    社長:生身の人間との戦いに勝てるのなら貴様の優秀さを素直に認めることができるかもしれない…そう思ったからだ。
    哀れだな………(剛三郎を哀れむ社長…スゲー!とか思った私…)
    お前はあの冷たい世界で、人として大事なモノをすでに失ったのだ。
    乃亜:瀬人…、キミは誤解している。ボクは人としての感情を失ったのではない。越えたんだ。創造主という道を歩むために…


★来週へ持ち越した、社長サマ、最大の試練!★

    双頭のドラゴンで岩石の巨像に攻撃しようとする社長サマ
    モクバ:やめろ!(ぼわ〜んとモクバが現れる)
    社長:モクバ!!

    モクバ:オレの兄サマを傷つける奴はオレが許さない(うつろな目が怖い…)
    社長:モクバ…お前……(ものすご〜くショックな表情の社長)

    乃亜:ハハハッ!そうだ、助けてくれモクバ! あいつだ…あいつがボクをいじめる僕たちの敵だ!(いじめっ子だ、ジャイアンだ!)
    モクバ:敵…
    社長:貴様…
    乃亜:キミたちの不幸な記憶を封印してあげたお陰で、今じゃ、ボクを兄として慕ってくれている
    守ってくれるのはモクバの意志だ…
    モクバはねぇ…ボクの弟なんだ…(背後から腕を回し、モクバのアゴをヌルリとこすりあげる乃亜くん…。「まさかすでにモクバの貞操は…」不安が顔に出る社長!)
    社長:クッ…
    乃亜:さぁ、瀬人、あと一撃でボクを倒すことができるぞ。すべてはキミの手に委ねられている…。モクバもろともボクを吹き飛ばせ!!(できるわけないだろうけどさ…)


★勝手に今後の予測(かなりいい加減)★
    第一のターンが、大洪水…だった
    第二のターンが、植物が生い茂る…だった
    第三のターンが、隕石を降らせ、氷河期を引き起こす…だった

ここからが予想
    第四のターンでサルロボット本田が直立して歩けるようになる
    第五のターンでサルロボット本田が道具を手にし、火を起こせるようになる
    第六のターンでサルロボット本田が群をなし、集落をつくるようになる
    第七のターンでサルロボット本田が文明を築き上げ、新人類として新たな人生を出発する


加々美さんの社長は、手が綺麗…。動きが優美…。もうため息ですねぇ(*^_^*)。
身体の線も綺麗なので、コートを脱いだ姿を想像して、さらに…(*^_^*)

また大量の文章で感想を書くスペースがなくなってしまった。
今回は社長の説教たれながしで、社長本来のカッチョ良さって、ぜんぜん出てなかったように思う。
でも、今日のデュエルは見応えがあったな。
遊戯王の基本はやっぱ戦略に基づいた華麗なるデュエルを見せることだからねぇ。


作画監督=加々美 高浩
脚本=吉田 伸
絵コンテ=葛谷 直行
演出=渡辺 正彦


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