LORANの日記
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今朝の富士海岸は、台風5号の影響で大荒れでした。
テトラポッドへ打ち付ける大波のしぶきが、高く舞い上がっていました。
4号、5号と連続して被害に遭われた九州や四国地方の皆様に、お見舞い
申し上げます。
このような大荒れの海は、ゴーゴーと鳴り響く海鳴りと、打ち寄せて
高く飛び散る波しぶきで、いつもよりもとても刺激的です。
自然は愛であると思いますが、時々、このようなとても激しく、厳しい
表情を見せてくれます。
いつもは海岸すれすれで操業している漁船は、1隻も港から出ることが
できません。
ただただ、海の波がおさまってくれるのを待つだけです。
人生もまた、この海と同じだと思います。
穏やかで優しい表情のときもあります。
大きな恵みを与えてくれます。
しかし、一夜のうちに天候は変化し、風雨が強まり、海は大荒れになります。
海で生きる人は過ぎ去るまで、ひたすらに待つしかありません。
それは誰のせいでもなく、誰を恨むこともできません。
その状況を受け入れて、その状況の中で生きることしかできません。
現代人に欠けているのは、大自然への畏怖と感謝だと思います。
傲慢と不遜が、自らの墓穴を掘っているように思われます。
真摯に自然と付き合うことが必要です。
それが本当の自分に気づく、早道だと思います。
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