LORANの日記
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2004年07月31日(土) テロとの戦い?

アメリカ大統領選挙も中盤に入り、共和党と民主党の公認争いが本格化しています。
どちらもテロとの戦いを主張しています。これは他の先進各国、日本も同じです。

テロはいけない。それなら、テロを攻撃して民間人を殺すことはテロではないのでしょうか?

イラク戦争では、米英軍 1,000人の戦死者に対して、イラク人は 13,000人に上っています。

戦争開始を決めた理由である、イラクの大量破壊兵器の情報はウソであったと、米英双方の議会調査委員会で結論されました。それに先立って、ニューヨークタイムズ紙は、このウソの報道をしたことを謝罪しました。

それでも、いまだに米英軍を中心とする侵略軍は攻撃を続けています。

さらに小泉首相は日本軍の独立した活動を主張しています。

つまり、このイラク戦争もまた、理由はなんでもよかったのです。

アメリカは世界戦略上、民族主義が邪魔なのです。
IMFや世界銀行による金融支配下に置きたいだけなのです。
そのために、世界の軍事費の40%もの巨大な軍隊を保有しているのです。

イギリスはかって中東からインドを植民地支配していました。
イラン、イラクは王制から民族主義に変わり、石油産業は国有化されました。
それでかっての石油利権を取り戻そうと、テキサスの石油成金のブッシュと手を
組んだのでした。

そんな身勝手な理由をテロとの戦いと称して、弱い者いじめをしています。

かって日本には弱い者の味方をするという「判官ひいき」という言葉がありました。
しかし、今回もどうして「長いものには巻かれろ」と強者の味方をするのでしょう?

日本人の誇りもついにカネまみれになり、地に落ちてしまったのでしょうか?

戦後50年間、日本は戦争に加担しませんでした。
ヨーロッパの白人国家が有色人を蔑視し略奪していても、日本は弱者に援助しました。

しかし、湾岸戦争の費用約1兆円を負担し、白人国家の仲間入りをしました。
今回は完全武装の日本軍を派遣するまでにエスカレートしています。

アジア・中東の有色人たちの失望はとても大きいと聞いています。

かっては有色人のお手本であった日本人が、略奪者・白人の仲間になってしまったからです。

私たちは大きな間違いをしています。
なぜ西洋人のものまねばかりするのでしょうか?
西洋人からは有色人として蔑視され、有色人からは西洋人の真似をする裏切り者です。

どちらからも軽蔑されても、尊敬されることはありません。

なにが本当に大事なのか、自分の目で見て、ハートで考えなければなりません。


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