LORANの日記
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アメリカ大統領選挙も中盤に入り、共和党と民主党の公認争いが本格化しています。 どちらもテロとの戦いを主張しています。これは他の先進各国、日本も同じです。
テロはいけない。それなら、テロを攻撃して民間人を殺すことはテロではないのでしょうか?
イラク戦争では、米英軍 1,000人の戦死者に対して、イラク人は 13,000人に上っています。
戦争開始を決めた理由である、イラクの大量破壊兵器の情報はウソであったと、米英双方の議会調査委員会で結論されました。それに先立って、ニューヨークタイムズ紙は、このウソの報道をしたことを謝罪しました。
それでも、いまだに米英軍を中心とする侵略軍は攻撃を続けています。
さらに小泉首相は日本軍の独立した活動を主張しています。
つまり、このイラク戦争もまた、理由はなんでもよかったのです。
アメリカは世界戦略上、民族主義が邪魔なのです。 IMFや世界銀行による金融支配下に置きたいだけなのです。 そのために、世界の軍事費の40%もの巨大な軍隊を保有しているのです。
イギリスはかって中東からインドを植民地支配していました。 イラン、イラクは王制から民族主義に変わり、石油産業は国有化されました。 それでかっての石油利権を取り戻そうと、テキサスの石油成金のブッシュと手を 組んだのでした。
そんな身勝手な理由をテロとの戦いと称して、弱い者いじめをしています。
かって日本には弱い者の味方をするという「判官ひいき」という言葉がありました。 しかし、今回もどうして「長いものには巻かれろ」と強者の味方をするのでしょう?
日本人の誇りもついにカネまみれになり、地に落ちてしまったのでしょうか?
戦後50年間、日本は戦争に加担しませんでした。 ヨーロッパの白人国家が有色人を蔑視し略奪していても、日本は弱者に援助しました。
しかし、湾岸戦争の費用約1兆円を負担し、白人国家の仲間入りをしました。 今回は完全武装の日本軍を派遣するまでにエスカレートしています。
アジア・中東の有色人たちの失望はとても大きいと聞いています。
かっては有色人のお手本であった日本人が、略奪者・白人の仲間になってしまったからです。
私たちは大きな間違いをしています。 なぜ西洋人のものまねばかりするのでしょうか? 西洋人からは有色人として蔑視され、有色人からは西洋人の真似をする裏切り者です。
どちらからも軽蔑されても、尊敬されることはありません。
なにが本当に大事なのか、自分の目で見て、ハートで考えなければなりません。
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