LORANの日記
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2004年07月09日(金) 煙突の煙

今朝も早朝の海へ行ってきました。
風もなく、とても穏やかな日です。

私が瞑想する場所から、1kmほど東に大きな化学工場があります。
そこの高い煙突からモクモクとスゴイ量の煙が立ち上っています。

箱根連山と愛鷹連峰から上った朝日は、この凄まじい煙の向こうへ入ります。
朝日が煙から開放されるまで、しばらく時間がかかります。

この煙と朝日はとても象徴的に思われます。


煙は、産業革命以来の人類の文明や化学の発展を表しています。

朝日は、宇宙や自然の大きな愛の光を表しています。

煙に阻まれて朝日が見えないことは、私たちが享受している便利・快適という
いろいろな商品やサービスが、私たちの目を曇らせていることを表しています。

私たちは便利・快適という麻薬に酔ってしまいました。

渡り鳥は自らの種(しゅ)を残すために、海を渡る命がけの試練を与え、弱い
個体をふるい落としています。

人類は「人情」などという卑劣な方法を考え出して、自らの種を弱体化させています。 
「人情」は単なるセンチメンタリズムに過ぎません。自然界では通用しません。
「人情」と「愛」はまったく次元が異なるものです。


煙を減らすには、お金や物質万能主義への依存から脱却しなければなりません。

煙が消えて、朝日が私たちを大きな光で包んだとき、新しい世界が始まるでしょう。


LORAN |MAILHomePage

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