non-fiction.
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halu



2009年01月16日(金)
■発覚、通院。

17歳の正月。
祖母の家に帰省していた夜、
母親にリストカットがばれた。
どういう経緯だったかは覚えていない。
けれど、
「どうしてそんなことをするのかわからない」
と、母親は言った。
「どうして?」
に類似したことを何度も聞かれたけれど、
私はなんにもこたえられなかった。

そのあとしばらくして、
私は精神病院にいくことになった。
精神保健福祉センターに電話をした母が、
とりあえず病院にいくことを勧められたから。

「病院にいったほうがいいですよ」
電話のひとはそう言ったという。

連れて行かれた病院は、今まで行ったどの病院よりも綺麗だった。
生まれてからこれまでのことを話した。
私と、母親と。別々に。

安定剤が処方された。
妙な気分だった。

私はそのときから「病人」になった。


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