non-fiction.
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halu



2008年12月27日(土)
■「自殺してそうですよね」

高校のとき、後輩に言われた。
似たようなことを、同級生にも言われた。
そのころにはもう私は壊れたあとだったけれど、
学校では極力普通にしていた。
その同級生も後輩も、
私の「こと」は知らないはずだった。

だけど、
言われた。

私は何処にも根を張らない。
というより、
根の張り方がわからない。
大学に友人は居ない。
本当に、誰とも話さない。
高校でも、
新しい友人をつくろうとはしなかった。
中高一貫校だったから、
だいたいが、中学のころの繋がりをそのまんま。
それでなんとかなってしまった。
だから、
大学2年からはじめた飲食店のバイトは、
本当に努力をした。
いろんな子に話しかけて、
仲良くなろうとした。
根を張ろうとした。
結果、張れたかもしれない。けれど、それもやはり心もとない。
それでもやはりどこかギクシャクしていて、
それは店全体にもいえると思う。
長く働いて、
いろんなことがあった。
病巣としかいいようがない。
いろんなゆがみがあって、
その中心に、私自身が居て。
それはまた、別の話だけれど。

存在感が薄いのかもしれない。
居るのか居ないのか、
わからないような存在なのだろう。
死にたいとしか、
思えずに生きてきたから。

ぼんやりしているのかな、
めんどくさそうにみえるのかな、
常に疲れてるって、いわれたことはある。
ものすごい好調という日が、
年に数回しかないから、かもしれない。
声も低いし、
だいたい、顔色も良くない。
常に貧血っぽいので。
でも、別に貧血だと診断されたことはありませんが。

私は死んでいない。
死にたかったけど死ねなかった。
それに何かしらの意味があったのかどうか、
そのこたえは、未だにわからないまんま。
たぶんずっと、
わからないんだと思う。


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