まろやかな日々
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大学病院で行なった、ガン検診とMRIの結果を聞きに行きました。 早めに家を出て、1番に診察してもらいました。
ガン検診は問題なし。 筋腫のコトは、MRIの写真を見ながら説明されました。 筋腫は5〜7cmの球体。 内膜に接し、子宮を圧迫していました。 これじゃ、妊娠出来ないな・・・って素直に思いました。
「手術した方がいいと思います」 と、センセイが言うと 彼が珍しく興奮して 「絶対に手術はうまくいくんですか」と、聞きました。 私の身の安全を第一に考えて言ったのだと、すぐに解りました。 センセイに「それは言い切れません」と言われて ますますエキサイトした彼をなだめた時 緊張していた気持ちが一気に落ち着いて、きちんと話を聞く覚悟が出来ました。
手術するとしたら、どのような方法で行なうのですか。 「この状態だと、開腹手術がいいと思います。 内膜に接しているので、難しい手術になります。 確率は低いですが、出血が酷い場合 子宮を全摘出することもあります」
お腹は、縦に切るのですか。 「そうです」
手術後、妊娠した時の出産方法はどうなりますか。 「帝王切開になります」
やはり、筋腫が妊娠の妨げになると考えますか。 「それは、言い切れない。 妊娠は、健康な人でも ものすごい確率の下に成立するのだから。 しかし、仮にこの状態で妊娠したとしても 身体や、胎児が出産までもつかどうか解りません。 母体をいい状態にしてから、妊娠を考えた方が安全だと思います」
逆に、手術したことによって妊娠出来なくなるということはないのですか。 「それも、絶対にないとは言えない。 回復すれば、癒着が起き易くなり それが新たな妊娠の妨げになる場合があります。 縫い方を工夫して硬式野球のボールのようにしたりするなど 癒着が起きないように尽力しますが。。。」
命にかかわるものではないし すぐに治療を要するような症状が出ているわけではないので 結局、決定するのは本人なのです。 「今すぐ決めなくても大丈夫だから。 決めたら、また来ればいい」 と、センセイも言いました。
自分が 納得出来るか、どうかだけ。
診察を待っている間、廊下に貼ってあった新聞などを見ると それを専門にやっているだけあって、経験を積んだ医師のようだし 今日の説明は、初診の時とは違って 信頼出来そうな感じがしました。
でも、ハッキリとした症状がないからこそ 不妊治療の観点から、本当に必要なのかどうか 確認しようと思いました。
MRIのデータを貸してください、と言うと 紹介状を書いてくれました。 でも、返さなきゃいけないみたい。 有料でコピーも出来ると教えてくれたけれど とりあえず貸してもらうことにしました。
診察室を出ると、彼はエキサイトしたことを とても反省していました。
でも、彼がいたから。 私は落ち着いて話が出来たんだよ。
「欠陥商品でごめんね」と言ったら 怒られました。
それでも、一緒にいてくれることに 感謝の気持ちでいっぱいです。
午後からは、彼の検査結果と一緒に この結果についても相談します。
あの頃私は。。。
2002年07月25日(木) きぬ@うれしい言葉
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