まろやかな日々
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2005年07月26日(火) 希望の光

昨日、午後から
彼の検査結果を聞きに行きました。
そして、私の結果についても相談しました。
センセイは、ピーコみたいな人。

彼の結果は、よくありませんでした。
有効な精子が、前回の数値の半分もいないの。
前回もギリギリだったのに。
「たぶん、体調の良し悪しで
 この幅で変動するってコトなんだよ」
と、センセイは言いました。
「これは・・・、微妙だねぇ。タイミングだけでいけるかどうかっていうのは。
 そもそも、タイミングっていうのは4回で頭打ちだからね」
言いながら、データを見せてくれました。
私はサッパリだったけれど、彼は説明されるまでもなく理解したみたい。
もう既に、タイミングで半年が経っている私たち。
転院したのは正解だったんだ、と思いました。

私のMRIの結果を見ての見解についてセンセイは
「取った方がいいと思うな」
と、言いました。
「出来ている場所がね。これもまた微妙なのよ。
 妊娠して、子宮が大きくなった時に
 筋腫が上の方に行けばいいけど
 横に来た場合胎児を圧迫する可能性が高い」
そして、エコーでも診てもらってから言われました。
「それにね。この大きさだと、結局取るコトになるよ。
 症状がない今のウチの方が、ダメージは少ないよ」
それから、私たちの話を聞いてくれました。

大学病院のセンセイは、リスクのコトばかり言うんです。
子宮を取るかもしれないとか。
「それはね。
 患者への説明をきちんと行なうということが徹底されているからだよ。
 今は、少しの説明不足でもミスだ何だって叩かれる時代だから。
 だから、いん石に当たるくらいの確率でも説明するんだ。
 いん石に当たるくらいの確率でも
 もし当たってしまった時に説明されてないってコトになったら
 本人や家族は納得しないだろうし、裁判で医者は必ず負けるからね。
 でも、実際に子宮を取るような事態になるのは
 それくらい低い確率の話だよ」

手術の方法は、開腹って言われたけれど
他の方法はないのですか。
「腹腔鏡で手術することもあるけれど
 病院でそれが可能であるにもかかわらず、この症例はしないと言われたのなら
 本当に大事を取って、安全策で行くってコトだね。
 腹腔鏡手術は、カメラを使って行なう手術だから結局は慣れなんだよ。
 それを専門でやっている医師がいる病院なら
 この症例でも出来るっていうだろうね」

やっぱり、開腹手術をしたら普通分娩は出来なくなってしまうのですか。
「それも、大学病院ではお約束の説明だね。
 きちんと説明してくれていると思うよ。
 確かに、普通分娩は難しい。子宮の切ったところが弱くなっていて
 破裂してしまうコトがあるからね。1.5%くらいの確率で。
 でも、病院によっては普通分娩に積極的にチャレンジさせるところもある。
 ダブルスタンバイといってね。手術の準備もしておくんだ」

帝王切開で出産した場合、何人も産むのは難しくなるのですか。
「そんなことはないよ。癒着の程度にもよるけどね。
 10人産むっていうのは難しいけど、3人くらいは平気だと思うよ。
 ただ、それは絶対とは言えないんだ。あくまでも可能性で考えてね」

これは、個人的な意見になるけれど
と、前置きしてセンセイは言いました。
「納得行かなければ、他の病院に行くのもいい。
 その場合は、腹腔鏡を専門にやっているところとか
 タイプの違う病院に行かないと意味がないよ。
 ただ、いろんな病院にかかるのは精神的に厳しいと思うよ。
 今かかっている大学病院のセンセイは、しっかりしているようだから
 任せるのもいいんじゃないかな」

そうか。。。
そうだね。
段々、腹が決まってきました。
前向きに。

「キレイに取ってさ。
 何も問題ない状態にして、半年経ったらまたおいで。
 そしたら、本気で挑戦しよう」

きぬちゃん、って
ちょっと慣れ慣れしいピーコ先生だけれど
力になってくれそうな気がしました。

ちょっと、光が見えました。

 

あの頃私は。。。
2002年07月26日(金) きぬ@恐妻組合

華泉 |MAIL
まろの気まぐれ日記
まろ様へ
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