長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2005年08月19日(金)

 あれからどれほどの月日が経ったんだろう。そう、思う。考える。一応、立ち直ったような立ち直り切っていないような微妙な状態を保ちながら、引き篭もっているような引き篭もり切れていないような曖昧な状態を保ちながら、哀しいような哀しくないような、憎しみに狩られているようなそうでないような、それから、嗚呼何だろう、もっと、何か。
 私は自分に似合いの言葉を見つけることが出来ない。

 一週間程の短期間逃亡を終えて、気が抜けた――というよりは寧ろ魂が抜けた感じで、私はぼんやりしながら何もやる気は起きない。何もやる気は起きないくせに、何かを遣りたいという気持ちはあるらしくて両手が何かを求めているのに、熱中出来ないので両手は何かを手にしたところで直ぐに投げ出してしまう。嗚呼、最悪。ぼーっとして、家の中を彷徨って、外に出る気力は無くて、遣る瀬無くて、自分自身に幻滅しながら過ごす一日。嗚呼、最悪。
 何を書いても此処まで自分の心が収集付かないのは本当に久しく無かったこと。悔しいとか、不甲斐無いとか、そういう思いを通り越して腹立たしい。










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