長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2005年07月16日(土)

 強くなりたいなんて願わなければ良かった。

 そう言った人がいて、私はずっと、長い間、強くなりたいと願っていたし、強く在りたいと思っていたし、そうあるべきなのだと信じてきたけれど、成程、今更になってやって、やっと、其の意味が解った気がする。こんなことになるのなら。強くなりたいなんて、願わなければ良かった。でも、其れでも私は、強く在りたいのだ。ずっと。誰かに守られるくらいなら一人で死ぬことを選ぶという事を、信じて疑わないのだ。
 他者に自分の弱みを見せられる人間は強いのかも知れない。他者に自分の弱みを見せられない人間は弱いのかも知れない。それでも、私は強く在りたいと願うだろう。他者に弱みを見せるくらいなら。誰かに守られながら生きるくらいなら。










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